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2022.10.26

知財ニュース

ドコモから“日本で最もサステナブル”な5Gエシカルスマホ「arrows N」2023年2月発売─リサイクル素材67%使用

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FCNT株式会社(旧 富士通コネクテッドテクノロジーズ)は、同社のスマートフォンシリーズ「arrows」のリニューアル第一弾として、日本で最もサステナブルなスマートフォンを目指す新シリーズ「arrows N」を発表した。リサイクル素材を約67%使用し、使い始めの電池持ちが4年間続く充電技術により製品の長寿命化を実現。2022-2023年冬春モデルで商品化し、NTTドコモより発売する。

フラグシップモデルとして「arrows N F-51C」を発表し、堅牢性や安心・安全といった同社の従来の「arrows」機種のDNAに加えて、リサイクル素材の採用を旧来に比べて大幅に増やした環境配慮型設計により、バージンプラスチックを約4.8トン、バージンアルミニウムを約33.9トン削減することに成功した。

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2021年4月、富士通コネクテッドテクノロジーズよりFCNT株式会社へと社名変更した同社は、スマートフォンや携帯電話を中心としたプロダクト、ソリューション、サービスを提供している国産スマホメーカー。「arrows」や「らくらくスマートフォン」といった国産ブランドの携帯電話の開発・販売を行っている。

同社は環境への負荷を軽減し、より良い未来を築くには、製品、素材、資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小限化する「サーキュラーエコノミー」に基づいた製品開発が必要であると考え、その第一歩として「arrows」のリブランディングを行い、ブランド史上最もサステナブルなスマートフォン「arrows N」の開発に至ったとのこと。

外観だけではなく内部フレームなどにも再生プラスチックを使用し、カメラフレームやサイドフレームには100%再生アルミニウムを採用。電気電子部品を除く部品総重量に対するリサイクル素材の割合は約67%となり、それを感じさせない洗練されたデザインを実現した。国内製造工程(組立、試験、梱包)では再生可能エネルギーを、梱包箱にはFSC®認証紙やバイオマスインキを採用し、細部まで環境配慮にこだわっている。

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電池の長寿命化を実現する充電制御技術を搭載し、4600mAhの大容量電池との組み合わせにより「arrows」シリーズ史上最も永く快適に使い続けられる。

リサイクル素材を使用しながらも、永く使い続けられる耐久性を両立しており、IPX5/8の防水性能、IP6Xの防塵性能、米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目に準拠し、汚れても丸洗いでき、さらにアルコール除菌もできて清潔に保つことができる。

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FCNTは、2025年度中に、電気電子部品を除くすべての部品で環境配慮素材を適用するモノづくりを目指すとしている。

また、本製品の企画及び開発は、パートナー企業であるNTTドコモと協同で実施していく新たな「カボニュー」の取り組みとなっている(NTTドコモ・パートナー企業・生活者が三位一体でカーボンニュートラル実現に向けた取り組みに持続的に参画できる仕組み)。

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Top Image : ©︎ FCNT 株式会社

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