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2025.01.21
知財ニュース
AR開発企業Soliddd、CES 2025で視力回復スマートグラス「SolidddVision」を発表
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米ニューヨークに拠点を置くAR開発企業Solidddが、黄斑変性症で視力低下に苦しむ人向けのスマートグラス「SolidddVision」をCES 2025で発表した。
「SolidddVision」は、軽量で通常の眼鏡のような感覚で使用することができる黄斑変性症向けのスマートグラスだ。
前を向いた2台のカメラを使用して外の世界を捉え、内側を向いた2台のビデオカメラが同時に眼球の内部をマッピングし、正確な自動ユニバーサルフィットと視線の追跡を行う。これにより捉えた映像をソフトウェアが瞬時に処理し、100を超える異なる画像がディスプレイに送信され、ユーザーの脳が自動的に個別の画像を統合し、立体視の画像が構築される仕組みだ。
これにより視野の一部がブロックされていたり焦点が合っていなかったりしても、装着者はピントの合った明るい画像を見ることができる。
同社は、黄斑疾患の患者を対象に30人の臨床試験を行い、その結果、多くの参加者の読解力が50パーセント以上向上したとしている。
Top Image : © Soliddd