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2022.04.29

知財ニュース

Twitterが「編集ボタン」のテストを始めると正式にツイート―昨年から機能取り組み

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米Twitterは4月5日(現地時間)、ツイート投稿後の「編集機能」のテストをTwitter Blueラボにて開始すると発表した。

投稿をツイートした後に、投稿内容を編集する機能について、ユーザーからの要望が多くあったものの、共同創業者である前CEOジャック・ドーシー氏は「おそらく絶対に追加しない」と主張していた。Twitterは4月1日にも「We are working on an edit button(我々は編集ボタン機能に取り組んでいる!)」とツイートしていたが、エイプリルフールのジョークなのかどうか判断のつかないものであった。しかし今回のツイートで「昨年から編集機能に取り組んできた。今回の取り組みはユーザーからのアンケート結果によるものではない」と主張した。

「アンケート」というのは、Twitterの株式を大量に買収し筆頭株主になり、取締役に就任したイーロン・マスク氏が同月4日に行った「編集ボタンは欲しい?」と、ユーザーに対して問いかけたツイートのことを指す。アンケートの結果、「Yes」との回答は73.6%を占めた。

現在のTwitterは、一度ツイートすると、誤字脱字があっても修正することができない仕様となっている。Twitterがこれまで一貫して編集機能の追加を否定してきたのは、ツイートが拡散されてから内容を大きく変えて悪用される可能性を懸念してのこと。

同社はTwitter Blueラボでのテストによって、何が効果的な方法かなどを検討していくとツイートしている。テストでは、ツイートの右上の「…(三点リーダー)」メニューに「Edit Tweet(ツイートの編集)」という項目が追加される予定だ。

Twitterは頻繁に様々な機能のテストを行うが、すべてを正式機能にするわけではないとしている。

発表のツイートはこちら

Top Image : © Twitter, Inc.

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