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2021.10.03
知財ニュース
二酸化炭素(CO2)を回収することを目的としたスーツケースサイズの装置「ひやっしー3」が月額サブスクリプション
CRRA代表の村木風海氏が幼少期から研究を重ね、10年の歳月を経て発明した世界最小サイズの二酸化炭素回収マシーン「ひやっしー3」。ひやっしー3は現在、月額サブスクリプション(レンタル)プランで販売されている。
同製品のCO2吸収性能は、1年間の連続稼働で50kgであり、温帯常緑森林で94.3平方メートル(28.5坪)分、温帯草原で217平方メートル(65.6坪)に相当するCO2光合成量*を持つ。つまり、家庭の1部屋や会社の会議室などでは、1日に2時間半程度動かすだけでも部屋いっぱいに森や草原が広がった時と同じぐらいのCO2を吸収できるということになり、今後ひやっしーが普及することで地球温暖化解決に大きく近づくとされている。
「ひやっしー3」の特長
・世界最小のCO2直接空気回収装置(Direct Air Caputurer)
・ボタン1つで森や草原が部屋中に広がっていた時と同じレベルの二酸化炭素回収が可能。年間連続稼働で100kgのCO2回収ができる。
・使い方は、ボタン一つ押すだけ。
・内部に搭載のCO2回収カートリッジは、1ヶ月〜3ヶ月程度に1回、ワンタッチで取り換えるだけ。
ひやっしーで回収した二酸化炭素はあらゆる分野に活用することができ、農業肥料や石油の代替となる燃料の開発や、火星への移住を実現する現地での燃料生産としての研究が進められている。
*CO2純固定量
Top Image : ©一般社団法人 CRRA(炭素回収技術研究機構)