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2021.07.01

知財ニュース

堆肥化できるホテルアメニティ「Green Box」が誕生─色分けされた部位を分別することで宿泊客もサーキュラーエコノミーに貢献

greenbox

スウェーデンのデザイン事務所OnMateriaが、堆肥化できるホテルアメニティ「Green Box」を開発した。

Green Boxは歯ブラシとヘラブラシ、剃刀、綿棒がセットになっており、各部屋で使い捨てのゴミ箱とペアで使用。アメニティはリサイクル可能か否かで色分けされており、緑色の部位は、リサイクルされたPLA樹脂(ポリ乳酸)と植物ベースの顔料といった堆肥化可能な材料で作られている。ホテルの宿泊客はアメニティを使用した後、アメニティの各部位を箱の該当色の部分に入れるだけで分別が可能となる。

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分別緑色の部位は、ホテルのレストランの有機廃棄物と一緒に産業施設に運ばれ、メタン化プロセスを経て、10週間後に発電に使用できる土壌とバイオガスになる。実際に、Green Boxは、LED電球に27時間以上電力を供給するエネルギーを生成することが可能とされている。残った有機物は土壌肥料として利用可能だ。

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Green Boxは、昨年9月にポーランドで開催された「ウッチ・デザイン・フェスティバル2020」の国際コンペティション「Make Me!」で優勝。他にも、廃プラスチック問題への意識を高めることを目的としたイタリアのコンテスト「Ro Plastic Prize 2020」の産業デザイン部門にもノミネートされた。

日本でも、ホテル食品廃棄物から発電された電力とCO2排出係数ゼロの電力を使用する電力プランを導入した「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」や、レストランの食器洗浄機で発生する蒸気熱の熱エネルギーを利用して洗浄すすぎ用のお湯を造る「ANAインターコンチネンタルホテル東京」など、SDGsへの取り組みを行うホテルが増えている。

公式HPはこちら

Top Image : ©OnMateria

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