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2025.12.04
知財ニュース
「大学赤本シリーズ」の教学社、株式会社みんがくと共同で「赤本AI―小論文診断」の実証実験を開始

大学入試の過去問題集「大学赤本シリーズ」(通称赤本)を刊行する株式会社 世界思想社教学社は、教育における生成AI活用を推進する株式会社みんがくと共同で、生成AIを活用した小論文の学習支援つき教材「赤本AI」の実証実験を11月より開始する。
「赤本AI」は、長年にわたり受験生に親しまれてきた「赤本」のノウハウと、みんがくの「スクールAI」の生成AI技術を組み合わせた新しい教材開発の取り組み。
全国の学校・学習塾で実際に使用してもらうことで、生徒の声や指導現場の意見を取り入れ、より実践的で活用しやすい小論文教材の開発を進めていく。
実証実験は、小論文対策に取り組んでいる高校生を指導する学校・塾3~5校程度の高校1・2年生が対象。1校あたり10~15名程度の生徒に実証セット一式を提供し、小論文演習を実施する。
実証実験では、生徒が実際に問題を解き、AIからのフィードバックをもらいながら自分の答案に対する考察を深める。生徒や先生から寄せられた意見・回答の一部は、AI動作や利用者向けページの改善に反映する予定で、新しい教材づくりのプロセスに参加する体験となる。
検証は11月26日頃からでアンケート回答は12月26日~2026年1月6日頃。教材の販売は2026年3~4月を予定している。
Top Image : © 株式会社 世界思想社教学社


