米Microsoftは現地時間2022年10月11日、Metaとのパートナーシップを発表した。Metaが展開するVRヘッドセット「Meta Quest」に「Mesh for Microsoft Teams」や「Microsoft 365」を対応させるという。

「Mesh for Teams」は、「Azure Digital Twins」や「Dynamics 365 Remote Assist」、「Teams」のビデオ会議などの長年の研究と「Microsoft Cloud」のイノベーションに基づいて構築され、スマートフォンやPC、MRヘッドセットなど、あらゆるデバイスに対応している。このたび、更に「Meta Quest Pro」および「Meta Quest 2」が加わることで、人々が一つの場に一緒にいるかのように繋がりコラボレーション可能になるという。

また、「Microsoft 365」に「Meta Quest」デバイスを対応させることで、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」、「SharePoint」などのアプリをVR上で操作可能になる。将来的には「Windows 365」も対応する予定で、パーソナライズされたアプリやコンテンツ、設定を含む「Windows クラウド PC」のストリーミングが可能になる予定。

加えて「Microsoft Intune」と「Azure Active Directory」も 「Meta Quest Pro」と「Meta Quest 2」に対応予定。これによりIT 管理者は、Metaの「Quest for Business」サブスクリプションユーザーに対して、これらのデバイスのプロビジョニング（サーバーやネットワークなどのITインフラ設備を調達・設定）が確実に可能になり、PCやモバイルデバイスに求められるセキュリティと管理のオプションをVRに引き継げる。

Microsoftでは、ユーザーが日常的に使うデバイスをメタバースと連携することで、より多くの選択肢とセキュリティが提供できるとしており、今後は「Meta Quest Store」に、クラウド上でゲームをプレイする「Xbox Cloud Gaming」を取り入れる方法も模索しているとのこと。仕事と遊びの未来に没入型の体験を提供する両社の共創に期待したい。

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