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2022.10.21

知財ニュース

ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬ら、音刺激による脳活性化の業務提携開始─脳のリズム活動を強める可能性ある音を発見

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ピクシーダストテクノロジーズ株式会社、シオノギヘルスケア株式会社、塩野義製薬株式会社の3社は、世界アルツハイマーデーの2022年9月21日、音刺激による脳活性化の事業開始に向けた業務提携契約の締結を発表した。

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ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬は、認知機能障害の特徴として、脳内で認知機能を発揮するのに必要な脳の特定のリズム活動(ガンマ波)の低下が挙げられている海外の論文をもとに、2021年12月から共同研究を実施。「生活に溶け込んだ形で、自然に五感を刺激することによって長期的な介入を可能とし、認知症ケアを実現する」をコンセプトに、感覚刺激による脳のリズム活動の変化に着目したサービスの開発を推進してきた。

研究の結果、両社は脳の特定のリズム活動(ガンマ波)を強める可能性がある音を発見。現在、音楽やテレビの音を自然な形で加工して特定のリズムの脳活動を強めるなど、音を通じたサービスの開発に向けてエビデンスの構築を推進している。

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3社は今後、それぞれが有するノウハウを活かし、本事業の可能性を一層拡大できるよう連携して取り組みを進めていくと発表。音を用いた一般家庭向けプロダクトの販売開始を目指すとともに、「音刺激による脳活性化および認知機能改善」に向けた共同研究のさらなる推進に取り組むという。

プレスリリースはこちら

認知機能障害とガンマ波の関連性を示す論文(英語)

ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社 公式サイト

Top Image : © ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社

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