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2023.06.09

知財ニュース

日経クロストレンド、「今後伸びるビジネス」ランキングを発表─【トレンドマップ2023上半期】、音声SNS、VUI、越境ECが1位に

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株式会社日経BPは2023年5月23日、マーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「トレンドマップ 2023上半期」を発表、注目キーワードをランキング化した。

「トレンドマップ」は、マーケティング、テクノロジー、消費の3分野の中長期的に注目すべきトレンドをマッピングしたもので、調査は2023年4月に実施。分析にあたっては、日経クロストレンドの外部アドバイザリーボード約50人と編集部の記者など各分野の専門家の意見を集約し、マーケティング分野の29ワード、テクノロジー分野の28ワード、消費トレンド分野の31ワードを選定し、「将来性」と「経済インパクト」を5段階でスコアリングした。

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「将来性」スコアが伸びたトップ3は、マーケティング分野では「音声SNS」「チャットbot(対話型AI含む)」「ジオターゲティング(位置情報・人流マーケティング)」、テクノロジー分野では「VUI(音声ユーザーインターフェース)」「人間拡張」「スマートフォン」、消費トレンド分野では「越境EC」「インスタ映え」「ナイトタイムエコノミー」がランクイン。特に、「音声SNS」(3.24ポイント、前回比0.46ポイント増)について同社では、特に若年層を中心とした音声メディアの復権が反映されていると分析している。

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「経済インパクト」スコアが伸びたトップ3は、マーケティング分野では「クッキー代替技術」「ファンベース」「インフルエンサーマーケティング」、テクノロジー分野では「バーチャル・ヒューマン・エージェント(VHA)」「空飛ぶクルマ」「Web3」、消費トレンド分野では「Z世代」「インバウンド消費」「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」がランクイン。特に、「空飛ぶクルマ」については、2025年の大阪・関西万博で商用運航が予定されており、運航事業者のSkyDrive(スカイドライブ)が約150万ドル(約2億円)で個人向け販売をスタートさせたことでも話題になっている。

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なお、今回新たに追加されたキーワードはマーケティング分野の「CX(顧客体験)」、テクノロジー分野の「生成AI(ChatGPTなど)」、消費トレンド分野の「リベンジ消費」「リスキリング」の4つ。テクノロジー分野で「生成AI」がジャンル別スコア2位、マーケティング分野で「CX(顧客体験)」がジャンル別スコアで2位にランクイン。著しい成長性と今後の成長への期待がうかがえる結果となった。

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Top Image : © 株式会社 日経BP

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