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2025.03.11
知財ニュース
大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」、フォートナイトに登場―「いのちの未来」を仮想体験

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と、大阪・関西万博のテーマ事業「いのちを拡げる」を担当する石黒浩プロデューサー(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)は、2025年3月7日(金)18時から3月14日(金)18時までの期間、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」のバーチャル展開として、世界的なオンラインゲーム「フォートナイト」上にオリジナルワールド「ミャクミャクランナー in Future of Life」を期間限定で公開することを発表した。
[フォートナイト 島コード:2647-3642-7403]
このバーチャル空間「バーチャル いのちの未来」は、未来は私たち自身の選択と創造によって形作られるという考えを基に、「こうなりそう」ではなく、「こうしていく!」という積極的な姿勢を感じられるようデザインされている。
多くの人々が参加できるよう、世界最大級のプラットフォームであるフォートナイト内に50年後の“街づくり体験”を軸にゲームとして展開される。このゲーム内では、「いのちの未来 共創プロジェクト」で共創各社と共に考案した「未来プロダクト」を活用し、ゲームを進める。プレイヤーそれぞれが新しい世界を体験し、最終的には1000年後の世界へと繋がっていく構成となっている。
「ミャクミャクランナー in Future of Life」は、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」をテーマにした期間限定のパルクールマップである。このマップ内には、Inochi、Umi、Noyama、Hikariの4つの情景が広がる「WORLD」が存在し、未来の生態系をシンボライズした多彩なステージが用意されている。
プレイヤーはこれらのステージを自由に駆け抜け、ダイナミックなパルクールアクションを体験することができる。さらに、コースを探索し、自分だけのショートカットを発見して最速クリアを目指す要素や、各ステージで「ミャクミャクスコア」を取得し、ゴールまでのベストタイムを更新してトップランクを狙うことができる。
公開期間中には、タイムアタックキャンペーンも実施される。タイムアタックランキングで上位に入賞したプレイヤーには、石黒プロデューサーと共にパビリオンを巡る体験ペアチケットや、パビリオン体験チケットがプレゼントされる予定。応募方法の詳細は、パビリオン公式SNSで案内される。
本ワールドの制作を手がけたのは、Hypolygon株式会社。同社は、フォートナイトをはじめとするメタバース制作において、国内トップクラスの実績を持つクリエイティブスタジオで、人気動画クリエイターHikakinの公式マップ『Hikakin Escape』や、狩野英孝のEIKO!GO!!公式マップ『EIKO!PARTY!!』などの制作実績を持つ。今回のプロジェクトには、同社の瀬川公雄氏がクリエイティブディレクターとして参加している。
シグネチャーパビリオン「いのちの未来」は、「いのちは渚から拡がっていった」というコンセプトから着想を得てデザインされている。パビリオン建築は、水の都大阪を象徴する“水”と“渚”をテーマにしており、12mの高さの屋根から流れる水がパビリオンを包み込み、水のヴェールを潜り抜けて未来への旅が始まる構成となっている。
展示空間は3つのゾーンで構成されており、先端技術を駆使した約50体のアンドロイド・ロボット・CGキャラクター等のアバターが登場する。ゾーン1「いのちの歩み」では、太古の昔から現代に至るまで、日本人が「モノ」にいのちを宿してきた歴史を展示し、ゾーン2「50年後の未来」では、アンドロイド達と共存し、高度な技術を用いたさまざまなプロダクトを活用しながら暮らす50年後の未来を追体験できる。ゾーン3「1000年後のいのち“まほろば”」では、科学技術と融合し、「からだ」の制約から解き放たれた1000年後の人間と出会うことができる。
Top Image : © 2025年日本国際博覧会協会