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2021.06.16

知財ニュース

大人は知らない「今ない仕事図鑑100」、科学的事実に基づく空想職業を100種類紹介

今ない仕事図鑑100

講談社が、未来に生まれそうな「今ない仕事」の空想を広く募集している。応募コンセプトは、『もっと優しい社会、ワクワクする未来を作る「今ない仕事」』。国連が提起した持続可能な開発目標(SDGs)にマッチしていたり、今起きている社会課題に関わっているとなお良し、というもの。優秀作品は、公式Twitterで順次紹介を予定している。

※募集は公式HPで継続中(キャンペーンは2021年3月で終了)。

本募集は、2020年に発刊した『大人は知らない 今ない仕事図鑑100』(以下、今ない仕事図鑑)の刊行記念で開始。今ない仕事図鑑とは、変化の著しい社会環境の中でこれから生まれる仕事を、未来発想で空想し、紹介する書籍。メインターゲットは10代の子供たちで、SDGsを絡めながら、「今何が起こっているのか」を知り「自分は未来をどうしたいか」を考える構成となっている。

今ない仕事図鑑では、作りたい未来の発想から仕事を空想。未来を考える軸にSDGsを使用し、AIを含む最新技術を自由に活用し発想している。例えば、海のプラスチックごみをゲーム感覚で収集する「海の洗濯ゲーマー」や、オフィスから建設機器を操作する「リモート建設作業員」など。「ワクワク」しながらも地球環境や豊かな暮らしに貢献できそうな未来の仕事があげられている。

今ない仕事

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「2011年に小学校に入学した子どもの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう。」(デューイ大学研究者 キャシー・デビッドソン)。これは今ない仕事図鑑の冒頭で紹介されている一文。2011年の発言当時は波紋を呼んだが、実際に2020年は新型コロナの影響もあり急激にデジタル化・無人化が進展。これまで人が行っていた仕事が、AI・ロボット等へシフトする動きがますます早まると想定されている。

つい悲観的な予測をしがちだが、今は当たり前のIT関連の仕事も昭和時代には無かったもので、社会の変化とともに生まれてきた。変化に伴って減る仕事もあるが、変化が大きいほど新しい仕事も増えていく。

今ない仕事

今ない仕事の1つに、10代の子供の斬新な自由研究に投資しビジネス化する「自由研究投資家」があるが、知財図鑑も以前から自由研究=知財として、2020年には「超・自由研究アワード2020」を開催、子どもの自由なアイデアに可能性を与えチャレンジを後押しする場を提供している。自由研究のビジネス化は、そう遠い未来の話ではない。

現実にとらわれない未来発想で、誰でも自由に考えられる「今ない仕事」の空想。集まったみんなの空想がきっかけで、現実社会に仕事が誕生する、なんて可能性もある。

■書籍概要

製品名:大人は知らない 今ない仕事図鑑100
著者名:文/構成・上村彰子、「今ない仕事」取材班
    監・澤井智毅 イラスト・ボビコ
発売日:2020年08月11日
価格 : 定価 本体1,350円(税別)

【主な内容】
・科学的事実に基づく空想職業を100種類紹介
・今までない仕事を切り開いてきた方々へのインタビュー
孫小軍さん(BionicM代表取締役 ロボット義足の開発者)/村田早耶香さん(特定非営利活動法人かものはしプロジェクト共同代表)/山崎聡一郎さん(『こども六法』著者 教育研究者 写真家・声楽家)/酒向萌実さん(株式会社GoodMorning代表取締役社長) 今泉忠明さん(動物学者、『ざんねんないきもの事典』監修者)/出口治明さん(立命館アジア太平洋大学(APU)学長)

今ない仕事図鑑100の公式サイト

Top Image : ©株式会社講談社

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