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2021.08.16

知財ニュース

非接触型ロボットがソフトクリームを作り商品提供─コネクテッドロボティクスが実証実験開始

れいもくん

調理ロボットサービスを手がけるコネクテッドロボティクスが、非接触型ソフトクリームロボットの実証実験を開始する。場所は、関越自動車道の三芳パーキングエリア(PA)(上り線)の商業施設「Pasar(パサール)三芳」で、2021年7月28日〜8月16日まで期間限定で実施する。実験ではソフトクリームロボットが注文から商品提供までを担う。同社は本実証実験の状況を踏まえ、小型調理ロボットの量産化を目指していくという。

本実験に使われるのは、ソフトクリームロボット「レイモくん」(牛タイプ)。ソフトクリームを注文したい客が専用タッチパネルで注文を行うと、ロボットが自動でコーンディスペンサーからコーンをセットし、ソフトクリームを巻く。完成すると、ロボットがカメラで客を感知し、客に向けて商品を提供する。

そふと提供工程

本取組みの背景には、コロナ感染拡大対策として人の接触を減らしたサービス提供の要請がある。ソフトクリームロボットは、商品提供までの全プロセスを無人で行うため、人との接触頻度が削減できる。

また、ソフトクリームを巻く技術の習得には一定期間のトレーニングが必要だが、ソフトクリームロボットの活用で、教育時間・費用の削減とソフトクリーム提供クオリティの均一化も図れるという。

コロナ収束後には、飲食業の慢性的な人手不足解消への貢献も想定している。コネクテッドロボティクスは「調理をロボットで革新する」をビジョンに掲げるフードテック企業。これまでも、飲食業で働く人の重労働からの解放を目指し、単純で過酷な調理作業を代替するロボットを開発してきた。開発した調理ロボットはソフトクリームロボット以外にも、自動でそばを茹でる「そばロボット」やたこ焼きを調理する「オクトシェフ」など多数ある。調理ロボットは今後そのサポート範囲を拡げ、飲食提供には欠かせないパートナーになっていくだろう。

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Top Image : ©コネクテッドロボティクス株式会社

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