スマートリングを手掛けるフィンランドのOuraは、10月26日（現地時間）、「Oura Ring」の第3世代モデルとなる「Oura Ring Gen3」を発表した。11月15日から299ドルで発売開始され、日本への発送も可能となっている。

「Oura Ring（オウラリング）」は、装着することで自身の健康管理の在り方を日々アップデートできる指輪型ウェアラブルデバイス。腕に装着するようなデバイスよりも小型で軽量でありながら、睡眠パターン・体温・心拍数・呼吸数などの生体データを高精度で計測・記録できる。

2020年、北米プロ・バスケットボールリーグ（NBA）が新型コロナウイルス感染拡大のさなかに選手と関係者を隔離した「バブル」内で、健康管理のオプションとして選手たちにOura Ringを大量に配布したことでも話題となった。

Oura Ringは、これまで睡眠時のデータを測定する機能が中心だった。しかし、今回のバージョンアップで、「PPG（photoplethysmography）センサー」と呼ばれる技術の追加により、日中に活動している間の心拍数の変動も24時間測定できるようになった。ワークアウト中の心拍計測、歩数の計測、睡眠計測、体温のモニタリングにも対応する。

2021年後半から2022年にかけて機能が新たに追加されていく予定で、運動時の心拍数の計測機能や、改善された睡眠トラッキング、血中酸素の検出機能も利用できるようになる。

＜Oura Ring 3の主な新機能＞
・日中の心拍数測定：睡眠中だけではなく、日中の心拍数も24時間測定可能になる
・生理期間の予想：体温の変動を解析することで生理期間を予想し、生理開始予測日の6日前にアプリが通知する
・運動中の心拍数測定：運動中と運動後の心拍数の変化によって、その効果を評価する
・血中酸素濃度測定：2022年より血中酸素濃度を示すSpO2値を測定する機能が追加される

Oura Ring Gen3は色によって価格が異なり、ブラック・シルバーは$299（約3万4千円）、ステルス（マットブラック）・ゴールドは$399（約4万5千円）で設定されている。

それに加えて、月額のサブスクリプション型のメンバーシップコンテンツを月々$6（約683円）で開始する。新たにOura Ring Gen3を購入する場合は、この月額費用が6ヶ月間無料となる。既に前バージョンを所有している方は、新製品を割引価格で購入できるうえ、月額費用が終生無料とのことだ。

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Top Image : © Oura Health Oy