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2024.10.15
知財ニュース
任天堂、ゲーム音で起こしてくれる目覚まし時計「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」を販売開始
任天堂株式会社は2024年10月9日、任天堂がつくった不思議な目覚まし時計「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」を発売すると発表した。
10月9日より任天堂オフィシャルストア「マイニンテンドーストア」でNintendo Switch Online加入者限定で販売、10月10日より任天堂オフィシャルストア「Nintendo TOKYO/OSAKA/KYOTO」で発売している。価格は12,980円(税込)。
マイニンテンドーストアでの販売は非常に多くの注文があり、現在は一時販売を停止しており、Nintendo Switch Online加入者を対象とした抽選販売に変更している。(応募の締切は10月21日午前11:00まで)
「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo」は、体を動かすとゲームの音が鳴るなど、ユーザーの動きに反応する目覚まし時計だ。ベッドにいる間は寝坊してしまわないよう何度も起こし続け、ベッドから出たときには、自動的にアラーム音が止まるようになっている。
アラーム音には任天堂のゲームの音楽や効果音を使っていて、まるでゲームの世界で目覚めたかのような体験ができるのが特徴だ。手を動かしたり、寝返りをうつと、ユーザーの動きに合わせてコインの音が鳴ったり、ファンファーレで目覚めを祝福してくれる。
例えば、目覚まし音はバンドの演奏とアラーム音、寝返りを打つとコインの音、ベッドを離れるとファンファーレ音、いつまでも起きないとアラームが任天堂ゲームのボス戦のような激しい音に変化する。
アラームには「スーパーマリオ オデッセイ」、「スプラトゥーン3」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などを含む5つのタイトルで全35種類が収録されている。
この目覚まし時計の本体内には人の動きを感知する特殊なセンサーが搭載されており、使う人がベッドにいるかどうかがわかるのだという。このセンサーとは、同社の社内プロジェクトのひとつとして研究されてきた「うごきセンサー」という電波を使った特殊なセンサーだ。
「うごきセンサー」は一般的には「電波センサー」と呼ばれていて、電波の反射を使って物との距離や物の速度を測るセンサー。自動運転車やドローン、ロボットなどには衝突を回避するセンサーとして搭載されている。
とても細かい動きも認識でき、カメラとは異なり映像を撮る必要がなく、カメラよりもプライバシーが守られる。電波を利用するため、暗い部屋でも使うことができ、電波さえ透過すれば障害物があっても動きを感知することが可能だ。
Top Image : © 任天堂 株式会社