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2023.02.14
知財ニュース
落合陽一氏プロデュース、大阪・関西万博パビリオン「null²」特設サイト公開─「いのちを磨く」をテーマに未知の体験を提供
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博の中核事業である「いのちの輝きプロジェクト」にて、落合陽一氏がプロデュースする「いのちを磨く」をテーマとしたパビリオン「null²」の詳細が動画や特設サイトで発表された。
「null²」は、人類が見たことのないインタラクティブな構造体と身体のデジタル化により、未知の風景と体験をもたらすパビリオン。自然と人工物、フィジカルとバーチャルの融和により、自然と調和する芸術の形を追求する。
また同パビリオンでは、「鏡の再発明」をテーマに、観客の身体を有機的に変形させて自律的に動作する身体と対話する体験を提供。観客は、変形しながら風景を歪める彫刻などを通して、デジタルの自由さで自然と人間の間に調和をもたらす未知の風景を体感し「いのちを磨く」体験を味わえるという。
「いのちの輝きプロジェクト」は、人びとにいのちについて考えるきっかけを与え、創造的な行動を促す企画で、落合氏をはじめ各界で活躍する8人のプロデューサーが主導。落合氏は、人類未到の計画成果により、世界の人々に語らいの場や交流の場を提供し、会期後も持続的な価値の創出を目指すとしている。
■「null²」企画概要
・デジタルヒューマン
360°・高精度・高解像度・フォトリアルな自身の3Dデータを取得する3Dスキャンシステム。フィジカルな自分を再現度が高い状態で記録し残す。
・パビリオン体験
擬似的な臨死体験と輪廻体験。命にきざまれた景色を共有し、個を振り返り、いのちを磨く。3Dスキャン×LEDウォール×AIゴーグルを用いた デジタルの身体による合わせ鏡。
・バーチャルパビリオン
2025年、その時その瞬間の自分をバーチャル空間に埋葬する。
自分自身を振り返り、自らのデジタルヒューマンと対峙する自分歴史館。
3Dスキャンされたすべての人のポータルを訪れ、他者の歴史館を鑑賞可能。
・クリエイターチーム
noiz 、アスラテック、WOW、SAFEHOUSE、乃村工藝社、TASKO
Top Image : © 公益社団法人 2025年日本国際博覧会 協会