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2022.09.06

知財ニュース

日本酒のNFT史上最高額1本「888万円」で即売れ─日本酒ビンテージSAKE「懸橋」が記録、NFTで偽造酒をなくす

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イギリスの日本発の酒造・Dojima Sake Breweryの製造する日本酒ビンテージSAKE「懸橋(ケンブリッジ)」のNFTが、NFTマーケットプレイス「Primez」で888万円で即売された。日本酒の販売額で史上最高額を記録した。

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「懸橋」は、ロールス・ロイス&ベントレーエンスージアストクラブが発行するイヤーブックにも掲載されている日本酒。製造元のDojima Sake Breweryで醸され、これまで一般の流通には乗せず、日本酒の価値を上げる徹底したブランディングを貫いてきた。

今回落札されたのは、コレクターや投資家の注目度が高く入手困難な“シリアルナンバー888”。ビンテージSAKE「懸橋」を所有するのは、現地英国Dojima Sake Breweryの数量限定特別販売での購入者、セラーで「懸橋」を3年間熟成させるThe Dojima Member’s Clubのメンバー、年間10本のみ取引できる認定証を持つレストラン1000軒に限られ、希少性が高くプレミアとなっている。

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開発元のDojima Sake Breweryは、堂島麦酒醸造所(大阪市)を母体とする酒蔵で、日本企業で初めてヨーロッパに酒蔵を設立。英国ケンブリッジ郊外の歴史的建造物指定エリア10万坪(東京ドーム約8個分)を購入し、貴族の館であったマナーハウス、酒蔵、日本庭園、レストラン、フォーダム松尾神社、イベントホールなどを9年間に渡り約20億円かけて建築開発し、世界に向けて日本発信プロジェクトを展開している。

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「懸橋」が出品されたNFTマーケットプレイス「Primez」は、“日本の文化をNFTの力で世界へ。“をコンセプトにしたマーケットプレイス。日本のコンテンツをNFT化し、日本のカルチャーで活躍するクリエイターの価値を向上させるべく、日本市場のみならず、アメリカ、アジアで新たな経済圏の創出に挑んでいる。

今回の落札の背景には、NFTというブロックチェーンの技術で本物の証明ができることで、オリジナルをまがい物から守る事ができる利点も大きく影響している。今回の取り組みは、今後の成功例の参考になるだけでなく、日本の伝統や技術の価値の向上にもつながったといえるとしている。

プレスリリースはこちら

The Dojima Member’s Club 公式サイト

Top Image : ©︎ ​株式会社 ドリームキャスト

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