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2025.11.14
知財ニュース
OpenAI、ChatGPTを搭載したウェブブラウザ「Atlas」を発表

OpenAIは、ChatGPTを搭載した新しいウェブブラウザ「Atlas」を発表した。
「Atlas」では、ChatGPTをウェブ全体で使用することができ、タブ上でコピー&ペーストしたり、ページを離れたりする必要はない。ユーザーが開いているウィンドウ内で、ChatGPTがサポートし、ユーザーが何をしようとしているのかを理解し、ユーザーに代わってタスクを完了してくれることを目指している。
「Ask ChatGPT(ChatGPT に質問する)」をクリックすると、任意のページでChatGPTのサイドバーが開き、ウィンドウ内で要約や説明を表示したり、タスクを処理したりすることができる。
ユーザーがアクセスしたサイトの履歴をChatGPTが記憶し、過去のチャットや詳細を会話内で活用して、新たなタスクを完了させることができる。例えば、ChatGPTに「面接の準備をしたいので、先週見た求人情報を基に、業界動向のサマリーを作成して」といったような質問が可能だ。
(※この履歴利用はユーザーがオン/オフを選択できる機能)
ユーザーが閲覧する際にChatGPTが確認・記憶できる内容については、いつでもユーザー自身でコントロールできる。特定のページの消去や、閲覧履歴全体の消去に加え、シークレットウィンドウを開いてChatGPTから一時的にログアウトすることも可能。
Atlas内でエージェントモードを使用して、ユーザーに代わって作業を代行することもできる。ブラウザ内から直接ChatGPTにアクションを指示して、ユーザーの代わりに実行するよう依頼することができるとのこと。ブラウジングしながらのリサーチや分析、タスクの自動化、イベントの計画や予約などが、より効率的に実行可能だ。
(エージェントモードは現在、Plus、Pro、Businessユーザー向けの“プレビュー版”)
エージェントモードは現在、Plus、Pro、Businessユーザー向けのプレビュー版で利用が可能となっている。
AtlasはMac版が現在提供されており、Macユーザーはダウンロードして使用することができる。Atlasの開始は簡単で、ChatGPTにサインインして、ブックマーク、保存したパスワード、閲覧履歴などを普段使っているブラウザからインポートすれば、いつでもAtlasを利用することができる。
Windows、iOS、Android用のバージョンは現在開発中で、今後公開予定だ。
Top Image : © OpenAI


