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2023.06.07

知財ニュース

11年ぶりの新作、ハンドトラッキング用デバイス「Leap Motion Controller 2」発表─XRとの連携を想定

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英国・Ultraleap社は、非接触でデジタルコンテンツを操作するハンドトラッキングが可能なデバイス「Leap Motion Controller 2」を発表した。PCやVR/AR/MRヘッドセットなどと接続すると、画面タッチやクリックなどをしなくても、手や指の動き(ジェスチャー)で操作ができる。

2012年に発売された前モデル「Leap Motion Controller」の第2世代で、今回約11年ぶりの新型リリースとなった。

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Leap Motion Controllerは、独自のアルゴリズムによる高性能なハンドトラッキング技術と小型でシンプルなデバイスが人気で、これまで100万台を販売。35万人を超える開発者がハンドトラッキングを用いたアプリケーションなどの制作を手がけてきたという。

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「Leap Motion Controller 2」は特にXRでの活用を想定。例えば、医療現場での画像分析などの実習や、専門技術の継承、遠隔コラボレーションなど。多岐に渡る活用が見込まれている。

そうしたことから今回、より広いインタラクション空間を実現するため、初代よりもカメラ視野を拡大。またヘッドセットに取り付けた使用も想定し、従来よりも30%小型化・軽量化。消費電力の25%削減も図った。同社のハンドトラッキング用ソフトウェア「Gemini」の最新バージョン・第5世代にも対応している。

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「Leap Motion Controller 2」は現在、公式ストアにて139ドル(約19,600円)で予約受付を開始している。2023年の夏には、全世界への出荷を予定しているという。

ニュースリリースはこちら
「Leap Motion Controller 2」製品ページ

Top Image : © Ultraleap

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