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2025.04.07

知財ニュース

Google、子ども向けGeminiのバージョン「Gemini for Kids」を開発中か―宿題や物語生成に対応

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Googleアプリのコード解析によって、Googleが子ども向けのGeminiのバージョンを積極的に開発している兆候が示された。

Googleアプリのコード内の証拠によると、Android AuthorityがGoogleアプリのAPKを解析した結果、「kid users(子どもユーザー)」や「Gemini for Kids」モードに特有のコード文字列が複数発見された。コードからは、以下のような子ども向けの機能が示唆されている。

  • 物語の作成

  • 宿題のサポート

  • 質問への回答

  • 一般的な学習支援

「Gemini for Kids」には、通常のGeminiよりも厳格なコンテンツポリシーと安全対策が施され、子どもにとって安全な体験が提供されると予想されている。Googleの既存のGeminiポリシーでも、10代のユーザーに対して「より厳格なコンテンツポリシーとデフォルトの保護」が言及されている。

コードは、「Gemini for Kids」によって収集されたデータが、子どものための特別なルールを含むGoogleのプライバシーポリシーと、Geminiアプリのプライバシーに関するお知らせに従って処理されることも示唆している。

「Gemini for Kids」モードは、メインのGeminiアプリ内の切り替えで有効になるか、ファミリーリンクで管理された子どものGoogleアカウントでアクセスした場合に自動的に有効になる可能性があると推測されている。(ただし、現在のGeminiへのアクセスは、13歳以上のファミリーリンクで管理されていない個人のGoogleアカウントが必要)

2025年4月6日現在、Googleは「GeminiforKids」という名称や具体的な機能、リリース日について公式な発表を行っていないため、これらの報道は、コード解析と情報に基づいた推測だ。

「Gemini for Kids」という正確な名称での公式発表は現時点では発表されていないが、宿題支援や物語生成などの機能を備えた子ども向けのGeminiのバージョンをGoogleが開発している可能性は高いとされている。

Top Image : © Google

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