Youtubeは、米国の「YouTube Premium」加入者全員に、AIがユーザーの見たい箇所を予測してスキップする新機能「Jump Ahead｣の提供を開始した。

この機能は、人工知能（AI）を利用して視聴者が最も興味を持ちそうな箇所を推測し、それに基づいてスキップ先を提供する。この機能を有効にするには、「YouTube Premium」加入者がwww.youtube.com/newからアクセスする。対象の動画を再生中に画面を2回タップすると新しい「Jump Ahead」ボタンが表示され、これをタップすることでスキップする箇所に飛ばしてくれる。

Jump Ahead機能は今のところ「Android」版アプリでのみ動作し、一部の英語の動画でのみ提供を開始している。

「Jump Ahead」機能のもう一つの特徴は、他の視聴者が頻繁にスキップする箇所をAIが分析し、その情報を基にスキップポイントを提案することだ。しかし、YouTubeはこのAIがどのように視聴データを分析しているのか、具体的な詳細は公開していない。

この機能は、2023年秋に発表されたAI対話機能に続くもので、その対話機能を通じて動画の再生を中断することなく、動画に関する質問への回答や、関連動画をおすすめを受けることができる。

現在、「YouTube Premium」の月額費用は13.99ドル（約1280円）。Premium加入者は、広告なしで動画を視聴したり、オフラインでの再生、バックグラウンドでの再生が可能となる。

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