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2024.03.01
知財ニュース
オトバンクとstand.fm、プロのナレーター朗読をAI技術で他の著名人の声に変換する「AI本人オーディオブック」をリリース─第1弾は西野亮廣さん
株式会社オトバンクは、株式会社stand.fmと提携し、プロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した「AI本人オーディオブック」を制作した。AI本人オーディオブックの配信は日本初(※同社調べ)。
第1弾として、著者であるキングコング西野亮廣さんの声に変換した『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』(幻冬舎刊)のオーディオブックを制作。芸能活動の枠を越え、さまざまなビジネス、表現活動を展開する西野亮廣さんが現代の働き方について綴った同作品を、西野亮廣さん本人の声で楽しむことができる。
配信は、2024年2月8日から「audiobook.jp」でスタートしている。
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した、耳で「聴く本」。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方はもちろん、ランニングや移動時間、家事など、あらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめる。
オーディオブックは通常、プロのナレーターや声優の朗読で制作される。
芸能人が著者となる本が増えている昨今は、本人の声によるオーディオブック化を要望する声があるもの、収録時間のスケジュール調整や朗読技術などのハードルの高さから実現できるものは数少ない。
そこで同社は、stand.fmと連携し、プロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した「AI本人オーディオブック」を制作。プロの朗読技術とAI技術の融合によって、まるで著者の声でありながらも高品質で聴きやすい、新しいオーディオブックが誕生した。
著者・西野亮廣さんは、「自分のオーディオブックに関しては、せっかくなら“自分の声で”読み上げたいと思っていたが、本一冊分を収録する時間がなかった。今回「音声AIによるオーディオブック」という選択肢が爆誕し、飛びついてみることに。是非、西野亮廣の声でお楽しみください」と話し、新たな音声コンテンツへの期待を示している。
Top Image : © 株式会社 オトバンク