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2024.07.30
知財ニュース
見えないマスクが実現、空気のカーテンでウイルスを防ぐヘルメット登場
ミシガン大学のスタートアップ企業Taza Aya社が、エアロゾルを99.8%遮断する“目に見えないマスク”を開発した。
ヘルメットのつばから吹き出すエアカーテンによって、空気中のウイルス粒子が作業者の口や鼻に届かないようにするのだという。ヘルメットのつばから吹き出すエアカーテンは頭部装着型で、エアロゾルを99.8%防ぐことができる。
Taza Aya社が開発したこの技術は、呼吸器疾患の伝染が懸念される業界の作業員に役に立つ可能性があるとのこと。
このエアカーテンは、重さ約10ポンドのバックパックを備えており、その中に非熱プラズマモジュール、エアハンドラー、電子機器、ユニットのバッテリーパックが収納されている。ハンドラーはモジュールに空気を吸い込み、そこで空気は処理されてからエアカーテンのノズルアレイに流れる仕組みだ。
エアカーテンは、マスクの代わりに使用されるため、従来のマスクの問題であるコミュニケーションの障害や曇り止めの必要性を解消する。また、この技術は将来的にミニチュア化される可能性もあり、さらに広範な利用が期待されているとのこと。
Top Image : © Taza Aya