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2021.12.19

知財ニュース

ランドセルが約90%軽くなる「さんぽセル」が登場、日光市の小学生兄妹が中心に開発・特許申請

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栃木県日光市の小学3〜6年生の兄妹が中心になり、脱ゆとりで重くなったランドセルを体感83〜94%軽く運べるスティックを発明した。夏休みを利用し、近隣の廃校にて考案から3か月で開発し特許も申請。11月10日より「さんぽセル」として事前予約を開始し、2022年1月の発売を予定している。

この発明は、既存の国内すべての規格のランドセルに取り付け可能で、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック。キャリー時の体感荷重は、ランドセル5キロ時で体感「約500g」に軽減された。

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重いときは10キロを超え、成長期の健康被害の原因とも指摘されるランドセルは、いまだ多くの学校で置き勉さえ禁止されている。実際の6年生が利用する8教科の教科書を比較すると、ゆとり教育中の2002年との比較で、現在「脱ゆとり」で教科書は大型化。合計の重さは約2倍という調査もあり小学生が苦しんでいるの実情があった。

「さんぽセル」自体の重さは230g、軽量にこだわり通常はランドセルにつけたままでOK、通学時には旅行のようにキャリー型となる。スティック部分は収縮自在で、歩道橋や階段は通常のランドセルとして背負える仕様となっている。

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子供達に廃校の小学校を遊び場として開放する株式会社SMYLHと、悟空のきもちTHE LABOの大学生たちが協力し、子供たちの夏休みに商品開発を教え特許商品にまで至った。

【さんぽセル商品ページ】
https://the-labo.com/sanposeru.html

「さんぽセル」の主な特徴
■ 国内すべての規格のランドセルに取りつけ可能
■ 消耗のあるタイヤ部分は、交換式で長期間快適に使えます
■ さんぽセル本体の重さはわずか230g
■ 収益の一部は、廃校の遊び場への活用に利用します
■ 発送および発売は、2022年1月予定
■ 価格は、3,960円(税込)

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