News

2023.08.24

知財ニュース

天地人コンパス、AIが質問に答える「Compass AI」機能を搭載─宇宙ビッグデータとAIで自由研究をサポート

main

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人は、宇宙ビッグデータを活用したWebGISサービス「天地人コンパス」に、AIが質問に答えてくれる「Compass AI」機能を搭載する。2023年8月31日までの期間限定。

sub1

「Compass AI」は、Azure Open AI serviceを利用したAI機能。ChatGPTを活用して、地球観測衛星のビッグデータなどから解析・可視化・データ提供を行う土地評価サービス「天地人コンパス」に蓄積された宇宙ビッグデータを検索することができる。

sub2


例えば、「東京駅の今日の気温は?」という質問に対し、Compass AIが宇宙ビッグデータからピンポイントで気温を提供する。これまでChatGPTが学習していないリアルタイムな気象データなどの宇宙ビッグデータを呼び出すことができる、珍しい仕様であることが特徴だ。

Compass AIは、「夏休みの自由研究にAIと宇宙ビッグデータを活用してもらいたい」という思いで開発された機能。例えば、インターネットを活用しながら、東京周辺で涼しい場所として噂されている場所の実際の気温をCompass AIで調査したり、天地人コンパスのフリープランで年間の気候の違いを調査したりすることで、衛星データとAIを活用した内容に仕上げられる。

これまで「天地人コンパス」は、「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトやキャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどに活用されてきた。

天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得できることが特徴。また、利用者が元々所持している地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできる。

「Compass AI」は、天地人コンパスの新たなニーズを探る目的もあり、同社は今後の機能追加や、新サービス開発になどにも意欲を見せている。

プレスリリースはこちら

「Compass AI」を活用した自由研究の参考例はこちら(note)

Top Image : © 株式会社 天地人

広告