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2021.10.23

知財ニュース

ソフトバンク、Bリーグ開幕戦で顔認証ソリューションでのスポーツ観戦実験を実施―無料送迎やアクティビティと連動

B.LEAGUE初の顔認証ソリューション

ソフトバンク株式会社、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ、琉球ゴールデンキングスを運営する沖縄バスケットボール株式会社は、顔認証ソリューションを活用した新たなスポーツ観戦体験の実証実験を行った。2021年9月30日および10月2日に沖縄アリーナで開催されたバスケットボールのBリーグ1部開幕戦「琉球ゴールデンキングス VS アルバルク東京」で実施された。

これは顔情報登録アプリ「Face&Go」で顔情報を事前登録した来場者に対して行われたもの。顔認証だけで会場へのバスによる無料送迎と、一貫してスムーズなゲート入場が実施された。さらに会場内に設置されたデバイスで顔認証を行うと、お気に入り選手からの「1to1」メッセージ映像の提供や、フリーフード&フリードリンクの提供、グッズプレゼントといったアクティビティも併せて提供。抽選に当選した観客と同伴者だけが利用できる専用ラウンジも用意された。

会場への交通から入退場、入場後のアクティビティまで一気通貫で顔認証ソリューションを活用するスポーツ観戦体験の実施は、コロナ禍における新たな観戦様式であり、ソフトバンク、B.LEAGUEともに初の試みとなった。顔認証ソリューションを活用することで、チケットレス・キャッシュレスを実現し、待ち時間の削減や、非接触による感染リスクを低減しながら、来場者への快適なイベント体験およびスタッフの業務効率化に貢献するとしている。

ソフトバンクは「日本をDX先進国にする」というスローガンの下、顔認証を活用したソリューションを今後も各種イベントで展開していく予定とのこと。「顔認証ソリューションはスポーツイベントからスタートしたが、今後は施設や交通網でも提供できるようにしたい」と語っている。

ニュース原文はこちらから

Top images:© ソフトバンク株式会社

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