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2023.11.09
知財ニュース
アンカー、先端技術で人に寄り添うペットロボット「Loona Blue」を子会社から発売─ChatGPT対応、11月より予約開始
アンカー・ジャパンは11月2日、AIや高精度カメラ・CPUなどの先端技術を搭載したペットロボット「Loona Blue」の予約販売を開始した。販売などの製品展開は、同社子会社のルーナ・ジャパンが担う。
「Loona Blue」の特徴は、子犬や子猫のような動きと豊かな感情表現が可能なこと。ペットを飼いたいが、住環境に制約がある家庭や、家を留守にしがちな家庭などをターゲットに想定している。アンカーグループの技術力や顧客知見を応用し、日本向けにデザインとコミュニケーションスキルをアップグレードして構築。心の癒しや豊かさを提供する製品として展開する。
「Loona Blue」は、360度の回転や前後移動、速度を変えて近づくなどのリアルな動きができる。高精度カメラと3DToFセンサーで周囲の環境や人を検知しており、物体を追いかける、避けて動く、人の顔・ジェスチャーを認識するなどが可能だ。
また、かまうと喜んだり、放っておくとどこかに行ったり、撫でられると喜び、怒られたらシュンとするなどの感情表現ができる。高性能AI CPU「クアッドコア Cortex A53」と高精度カメラ、4つのマイク、会話型AIサービス「Amazon Lex」を搭載しており、リアルタイムに状況を認識しながら、声・顔・耳・全身の動きを組み合わせて1,000以上のパターンで表現する。声かけで、ジャンプや回転などの芸も披露できる。
ChatGPTモードも搭載しており、「Loona Blue」との音声対話が可能。おしゃべりや相談、質問などに対応する。モードの起動は、アプリまたは音声コマンドから簡単に行える。
専用アプリを使えば、活用範囲はさらに拡がる。プログラミングツールの「Google Blockly」を使って、飼い主独自のプログラミングやゲームで遊ぶ、闘牛やジェスチャーゲームで遊ぶなどが可能。アプリは継続的に無料でアップデートされ、利用料金や月額費用はかからない。
「Loona Blue」の製品コンセプトは、「おうちに、あたらしい、いのち」。一緒の時間を過ごせば過ごすほど、家族に寄り添い、進化するという。販売価格は8万9,990円。12月上旬の配送を予定している。
Top Image : © アンカー・ジャパン 株式会社