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2023.05.08

知財ニュース

米ソニーエレクトロニクス、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」を発表─裸眼での立体視を実現、ゲームやアプリの開発に貢献

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米国時間4月4日、米ソニーエレクトロニクスは、法人向けの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」(Spacial Reality Display2)を発表した。

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「ELF-SR2」は、裸眼で立体視が可能なディスプレイ。ソニー独自の視線認識センサーで閲覧者の顔の位置を検出し、視聴者の視線をリアルタイムで認識、左右の目の位置を感知して立体視に最適化した映像をリアルタイム生成し表示し、裸眼での立体映像・医療や設計、ゲーム開発に適している。

「ELF-SR2」は、先行機の「ELF-SR1」と比較してディスプレイサイズが27インチに大型化。UnityやUnreal Engineなどの主要なSDKに対応し、Open GL、DirectX11/12、Open XR(2023年後半に対応予定)での開発もできる。

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同社では今後、同ディスプレイ対応のアプリケーションや関連情報を簡単に検索できるよう、新たに「Spatial Reality Display App Select」サイトを開設予定。さらに、ディスプレイ上で簡単に3Dプロジェクトを表示できる直感的な「Spatial Reality Display Playerアプリ」を今後提供していくとしている。

「ELF-SR2」は、米国・カナダで2023年5月に発売予定で、希望小売価格は3年間の限定保証付きで5,000ドル(約65万円)を予定。販売は主に法人向けで、産業デザイン、医療、設計・建築、エンジニアリング、サイネージ、小売、ソフトウェア・アプリケーション開発、ゲーム開発、エンターテインメントでの使用を見込んでいる。

ニュースリリースはこちら

「ELF-SR2」商品サイト

Top Image : © Sony Electronics

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