「聞くだけでなく、音楽を見ることができる」、“目でも楽しめる”を実現した新感覚スピーカー「Van der Waals」がクラウドファンディングサイトKickstarterで紹介されている。マグネタイトという砂鉄のような物質を、水や油などの溶媒に分散させた「強磁性流体」が音楽に合わせて広がったり集まったりと自由自在な動きを見せてくれる。

「強磁性流体」とは、宇宙開発の分野でも使われている物体で、NASAが無重力状態で燃料を制御するために、ロケット船でも使ったものだ。ソニーがスピーカーユニットの振動制御に使うなど民生品にも転用されている。今回の「Van der Waals」スピーカーは、この独特の動きを楽しむものとなっている。

ディスプレイ部分は9インチ（約23cm）と大きく、LEDライトも内蔵しているため、部屋の明かりを落としても磁性流体の動きを楽しむことができる。

磁性流体の動きは周波数と音量に応じて変化するので、「流体制御アルゴリズム」によって、視覚的な光景に没頭する面白さがあるとのこと。

また、電源はUSB type-Cに対応しており、高性能のスピーカーでクリアなサウンドを実現。2つ並べるとビジュアルもサウンドも2倍楽しめる。自分の好きな場所に置くことで、視覚的にも新たな音楽体験ができるだろう。

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Van der Waals 公式サイト

Top Image : © Sergey Kuznetsov