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2022.04.17

知財ニュース

米アリゾナ州にてiPhone、Apple Watchがデジタル免許証・身分証として利用可能に

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Appleは3月23日、米アリゾナ州が、運転免許証や身分証(州ID)をiPhoneとApple Watchの機能「Apple Wallet」に登録可能になったと発表した。

同日3月23日よりアリゾナ州の人々は、運転免許証または州IDをApple Walletアプリに追加し、同州フェニックススカイハーバー国際空港の一部のTSAセキュリティチェックポイントでIDリーダーにiPhoneまたはApple Watchをタップするだけで、シームレスかつ安全に提示できるようになった。

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また、アリゾナ州に続いて、以前より導入が予告されていたコネチカット、ジョージア、アイオワ、ケンタッキー、メリーランド、オクラホマ、ユタ州に続き、今回のリリースで追加発表されたコロラド、ハワイ、ミシシッピ、オハイオ、プエルトリコの各州で導入が予定されているという。

「Apple Wallet」への追加方法は、Walletのメニューから「運転免許証または州ID」を選んで運転免許証や州IDの表面・裏面を撮影、さらにカードが属する人と同じであることを確認するため、自撮りした顔を登録し追加する。

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この新機能は、iOS 15.4を搭載したiPhone 8以降のデバイスと、watchOS 8.4以降を搭載したApple Watch Series 4以降でサポートされている。

Appleは現時点では、将来的に日本など他国で同様のサービスを展開するかどうかを明らかにしていないというが、今後スマートフォンアプリと公的な証明書の連携の拡大について注目していきたい。

ニュースリリースはこちら(英文)

Top Image : © Apple

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