Affective AI開発の先駆者であるカナダのテック企業NuraLogixは、顔の血流情報を分析して、さまざまなバイタルサインや病気のリスク評価を正確に計算する卓上スマートミラー「Anura MagicMirror」を発表し、CES 2024で披露された。

ユーザーが「Anura MagicMirror」の前に座ると、30秒間のスキャンが開始され、病気のリスク評価などが計算される。面倒な手動での入力が不要でいつでもどこでも迅速かつ正確に健康評価を計測することができる。

「Anura MagicMirror」には、従来のビデオカメラと特許取得済みの経皮光学イメージング（TOI）技術を使用している。これは、遠隔光電式容積脈波記録法 (rPPG) の新しい形式で、人の顔を自動的に検出し、血流情報を抽出する。データは同社のクラウドベースのAffective AiプラットフォームであるDeepAffexに送信され、高度な信号処理と機械学習AIアルゴリズムを使用して100以上の健康パラメータを計算する。

「Anura MagicMirror」のユニークな部分は、身体の健康バイタルを測定するだけでなく、精神の健康評価も行い、健康リスク評価も実行できることだ。心血管疾患や心臓発作のリスク、血圧、心臓の負荷、脈拍数、不整脈やBMI、顔の皮膚年齢など様々な測定が可能なのだという。

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Top Image : © NuraLogix