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2023.02.24
知財ニュース
個人の歴史や思い出の品を美術館にデジタル保存─NFT鳴門美術館が「Personal History Storage」を開始
一般財団法人NFT鳴門美術館と同美術館の運営会社「NFT MUSEUM MANAGEMENT」は、美術館に自分史や思い出の品、美術品などを預ける新サービス「Personal History Storage」を開始した。
NFT鳴門美術館は、美術品やアート作品に関するNFTの発行、審査、販売(一次販売)、流通(二次販売)に特化した日本発のNFT美術館。2022年3月1日に「鳴門ガレの森美術館」から名称変更してリニューアルオープンした。
「Personal History Storage」は、NFTを通じて残したい自分の時間や歴史を美術館の金庫に保管できるサービス。個人の手紙や日記、動画、切手や貴金属のコレクションなどをデジタル化によりNFTとして預けることが可能だという。また、本人の要望に応じてNFTでの販売や美術館やメタバースでの展示もできる。
従来、美術館は美術の歴史や有名な美術家の作品を公開し、人々に見てもらうことで歴史や価値を知ってもらうことを目的にしてきたが、美術館のスペースや保存量に問題があるため、一般人の品物の預け入れはしていなかった。しかし、同美術館では、NFT技術やデジタル化により、個人の歴史を美術館に保存することを可能にし、数万年後も生きるデータベースを作り上げるという。
今後はNFTを唯一日本で取り扱っている美術館として、NFT技術やデジタル化による一人一人の自分史の保存を目指すとしている。
NFT鳴門美術館
設立:2002年4月
所在地:徳島県鳴門市撫養町林崎北殿町149
電話:088-684-4445
FAX:088-684-4445
メールアドレス:info@nftjp.org
「personal history storage」特設サイト
「日本初のNFT美術館「NFT鳴門美術館」がスタート、美術品及びアート作品に関するNFTのマーケットプレイスを提供」(ニュース記事)
Top Image : © NFT鳴門美術館