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2022.07.29

知財ニュース

モスバーガー原宿表参道店に分身テレワーク・ロボット「OriHime」を導入─持続可能な社会づくりへの取り組みを発信

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは、株式会社オリィ研究所と協力し、分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)を、8月中を除く2022年7月11日(月)から9月末までの平日期間、「モスバーガー原宿表参道店」に導入すると発表した。

「OriHime」は、子育てや介護、身体障がいなどの社会的ハンディキャップにより外出困難な人の分身として、遠隔地であってもコミュニケーションを可能にする分身ロボットだ。また、オリィ研究所は「人類の孤独をリレーションテックで解決する」というビジョンのもと、外出困難な人々の社会参画を目的に分身ロボット「OriHime」のサービスを展開している。

今回の導入では、平日14:00~17:00の時間限定で「OriHime」をモスバーガー原宿表参道店に1台設置し、来客への商品お渡しのフォローや声かけを行う。実施期間中は大崎店で活躍中の8名のパイロット(OriHimeを分身としてリモートで会話や動作を行う人)が担当する予定となっており、「OriHime」のそばにパイロットのプロフィールを紹介する案内掲示を設置することで、来客とパイロットのスムーズな会話を促していく。

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モスフードサービスは、時代にあったモスバーガーらしいホスピタリティの形を追求し、テクノロジーを活用しながら、人ならではのあたたかみのある接客について研究を続けており、2020年7月にオリィ研究所と協力し、「OriHime」を介してパイロットと会話しながらゆっくりと商品を注文できる「ゆっくりレジ」等の実証実験を「モスバーガー大崎店」で実施した。

これまで「OriHime」の実証実験はこの「モスバーガー大崎店」のみで行っていたが、今回の「モスバーガー原宿表参道店」でのテスト導入により、今後の複数店舗での導入に向けた検証を行っていくとのこと。

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「モスバーガー原宿表参道店」は、モスフードサービスの持続可能な社会づくりへ向けた取り組みを発信するフラッグシップ店舗として、2021年12月にオープンした。

店舗の内装には、障がいのある人々の作品をデザインとして採用し、アートギャラリーのような空間を演出している。これは、モスフードサービスが2016年から実施してきた「MOSごと美術館」という取り組みの一環で、障がいのある人々の作品をモスバーガーの店舗に展示し、気軽に親しんでもらう機会を創出している。多くの人々がアート作品に触れる機会を創出することで、障がいがある人々と社会との繋がりを生み出す架け橋になることを目指している。

また、店舗で働く社員は「ユニバーサルマナー検定 3級」を取得することで、高齢者や障がいのある人、ベビーカー利用者、外国人など多様な人々への接客時に適切なサポートができることを目指している。

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Top Image : ©︎ 株式会社 モスフードサービス

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