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2023.04.28
知財ニュース
日本ハムが鶏レバーでフォアグラ再現、サステナブル商品「グラフォア」新発売─価格は本物の3分の1
日本ハム株式会社は3月29日、鶏レバーを使用した新しい感覚のフォアグラ「グラフォア」を発売した。
「グラフォア」は、同社が毎年実施している若手研究員を対象としたアイデアコンテスト(開発甲子園)に投稿された若手研究員のアイデアをもとに作られた商品。名称は、“フォアグラの常識を覆す”発想にちなみ「フォア+グラ」を逆転させ名付けられ、原料には鶏レバーを使用。1年以上の開発期間をかけてフォアグラのような高級感に近づけた。加熱してもフォアグラほど溶けず取り扱いやすいことから、自宅でも焼くだけで簡単に調理が可能だ。
世界三大珍味の一つとして親しまれるフォアグラだが、近年は製造方法の観点から持続的な提供が難しいとの課題を抱え、欧州などで生産を禁止する国や地域が増えており、日本の輸入量も減少傾向にある。そこで同社は「グラフォア」を開発。需要閑散期に食品として利用し切れていない鶏レバーに着目し、当社独自の処方(特許出願中)でフォアグラ特有の濃厚な旨味となめらかな舌触りを実現した。
なお「グラフォア」は、同社が新たに設立した、たんぱく質で次世代を創る「サステナブル事業」の第一弾商品。同事業は、たんぱく質との新しい出会いを目指す「エンタメ事業」と、たんぱく質で多様な人をつなぐ「ウエルネス事業」と平行し、人も地球も心地よくより良い毎日を目指すため、新しい発想に取り組んでいく。
現在「グラフォア」は、応援購入サービス「Makuake」サイト内にて販売中。6月頃からは同社ECサイト「Meatful」で販売し、その後、業務用での取り扱いやグローバル市場での展開も予定している。
■「グラフォア」商品詳細
内容量 :グラフォア 30g×2枚×2袋、シェフ特製ソース 50g×2袋
参考小売価格:3,218円(税込)
保存方法 :冷凍保存(-18℃以下)
賞味期限 :製造日から180日(冷凍)
Top Image : © 日本ハム 株式会社