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2024.05.31
知財ニュース
京セラと久喜市立図書館ら、AIを活用した蔵書検索システム実証実験を開始
京セラコミュニケーションシステム(KSSC)と久喜市立図書館、図書館流通センター(TRC)の3者は、生成AI技術などを活用した蔵書検索システムの実証実験を5月下旬より開始することを発表した。
久喜市立図書館では、KCCSが提供する公共図書館システム「ELCIELO」を導入し、2024年5月から利用を開始。久喜市立図書館と同図書館の指定管理者であるTRCでは、AIを活用することで利用者のさらなる利便性向上や、子どもからシニアまで幅広い世代に読書への興味を促したい考えから今回の実験実施に至ったという。
以前から公共図書館では、利用者から「記憶違いなどで目的の書籍を見つけられない」、「適切なキーワードで検索できない」といった相談が多く寄せられていた。同実験では、生成AI技術を活用した蔵書検索支援を行うことで、利用者の利便性向上や図書館職員の業務負荷を軽減したい考え。
実証実験では、公共図書館システム「ELCIELO」に、蔵書検索をAIで支援する「読書サポートAI(仮)」機能や利用者ごとにパーソナライズ化された「レコメンド」機能を連携させる。
実験期間は2024年5月下旬〜2025年3月までで、まずは図書館職員が利用した上で機能改善を行い、2024年夏頃に図書館利用者向けに実験を実施する予定。
Top Image : © 京セラコミュニケーションシステム 株式会社