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2024.02.09
知財ニュース
ノルウェーのロボット企業「1X」が1億ドルの資金調達─二足歩行ヒューマノイド「NEO」を市場投入へ
人型ロボットを開発するノルウェーのロボット企業「1X」は2024年1月11日、シリーズBの資金調達ラウンドで1億ドルを獲得したことを発表した。
この資金調達にはEQTベンチャーズや著名な世界的投資家が参加。同社はこの新たな資金を活用して、第2世代アンドロイド「NEO」を市場に投入する計画だ。二足歩行のヒューマノイド「NEO」は、家庭での日常の補助を目的として設計されており、消費者市場で幅広い家事業務のサポートを提供する。
同社のCEO、ベルント・オイヴィン・ボルニッチ氏は「スマートな動作を備えた アンドロイドを市場へ安全に導入するという1Xの使命を、このような主要な投資家たちが支援していることに興奮している。我々の次のマイルストーンは、身体性を有するAIのデータ収集戦略を拡大し、NEOを消費者に提供することだ」と述べている。
2023年3月にOpenAIとタイガー・グローバルによってリードされたシリーズA資金調達ラウンドを成功裏に完了。その後、1Xは12ヶ月足らずで合計1億2500万ドル以上を調達した。この資金調達は、同社のミッションである、安全で先進的なアンドロイドを商業規模で生産し、世界の労働需要を満たし、豊かな社会を築くことを目指すことを支援するのだという。
Top Image : © 株式会社 1X