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2024.09.17

知財ニュース

Apple、カメラコントロールなど新機能を搭載した「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」を発表

20240915 news01

Appleは、2024年9月9日、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxを発表した。Apple Intelligenceのために設計されたスマートフォンで、カメラコントロール、革新的なプロ向けのカメラ機能などが搭載されている。価格は、iPhone 16 Proは159,800円〜、iPhone 16 Pro Maxは189,800円〜となっている。予約注文は9月13日(金)から、販売は9月20日(金)から開始する予定だ。

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カメラコントロールが導入され、カメラの起動、写真撮影、ビデオ撮影の開始をすばやく実行することができる。クリック体験を実現する感圧スイッチ、軽く押すジェスチャに対応する高精度な感圧センサーと、タッチによる操作を可能にする静電容量式センサーによって、クリック体験を実現する感圧スイッチを搭載。カメラコントロール上で指をスライドさせることで、写真やビデオを作成できる。

今秋、カメラコントロールのアップデートで2段階シャッターも登場予定。軽く押すとピントと露出が自動的に固定され、被写体にピントを合わせたまま構図を変えることが可能になる。

カメラシステムには、48MPカメラが追加。新しい48MP超広角カメラは、一段と進化したクアッドピクセルセンサーを搭載。48MPのProRAWやHEIFの超高解像度写真を、オートフォーカスで撮影ができる。5倍望遠120mmレンズは両Proモデルに搭載で、ユーザーは遠く離れた場所から動きをとらえることができる。フォトグラフスタイルでは、あらゆる写真が一段とユーザー好みのスタイルにすることができるようになった。

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ユーザーは4K 120fpsのスローモーションまたはビデオモードで撮影し、撮影後に写真アプリで再生速度の調整が可能。4分の1の速度での再生や、新しい2分の1の速度オプション、さらに24fpsに対応する5分の1の速度オプションを備えている。A18 Proの新しい画像信号プロセッサ(ISP)との組み合わせにより、ユーザーは4K 120fpsのドルビービジョンで映画レベルのカラーグレーディングをフレームごとに行える。

4つのスタジオ品質のマイクで、レコーディングのクオリティがレベルアップし、オーディオパフォーマンスも向上している。ノイズフロアが減り、よりリアルなサウンドの収録が可能、風切り音の低減で音質も一段とクリアになる。空間オーディオ収録も可能だ。

オーディオミックスでは、フレーム内の人の声だけをとらえる「フレーム内」、スタジオ内で録音した音声のように仕上げる「スタジオ」、周囲の声をすべてとらえて、スクリーンの前方に集める「シネマティック」の3種類のオプションが使用できる。

作文ツールは、ユーザーが書いた文章の構成、思い通りのトーンや言葉づかいにしたり、選択したテキストをわかりやすく要約してくれる。メモアプリと電話アプリでは、音声の録音、書き起こし、要約も可能だ。メールの優先メッセージでは、急ぎのメッセージを受信ボックスの上部に表示される。

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Siriはユーザーのパーソナルコンテクストを参照して、ユーザーに合わせたインテリジェンスを提供できるようになるとのこと。より深い言語への理解と進化した音声により、Siriとのコミュニケーションは一段と自然で、言い間違えても、ユーザーが話していることを理解してくれる。

また、Siriは膨大な製品知識を備えているため、iPhoneやその他のApple製デバイスの機能に関する何千もの質問に答えてくれる。Siriや作文ツールなどのiOS 18の機能を使用する際に、ユーザーはOpenAIのChatGPTに簡単にアクセスできるようになるとのこと。

会話の内容に合わせたオリジナルなジェン文字も作成可能。「Image Playgroundアプリ」は、説明文やコンセプト、さらには写真ライブラリ内の人物をもとに、わずか数秒でオリジナル画像を作成できる。写真の背景にある不要なものは、クリーンアップ機能で削除可能だ。

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A18 Proチップを搭載。新しい16コアNeural Engineはさらに速く、さらに効率的で、Apple Intelligenceに驚異的なパワーをもたらす。システムメモリ帯域幅はiPhone史上最大の合計17パーセント増加。

6コアGPUで、強化されたグラフィックス性能、6コアCPUにより、より少ないパワーで複雑な作業が可能だ。バッテリー駆動時間は、飛躍的に向上し、最大4時間長く使うことができる。安全機能ではiOS 18において、衛星経由の緊急SOS機能や、衝突事故検機能も搭載されている。

新しいProのラインナップは、外枠がApple製品の中で最も細く、ディスプレイサイズはiPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチでiPhoneのディスプレイとしてはこれまでで最大だ。どちらのモデルも業界をリードする耐久性、強くて軽量なチタニウムのデザインを備え、ほかのどのスマートフォンのガラスよりも2倍頑丈な最新世代のCeramic Shieldを採用している。

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「iPhone 16 Pro」商品ページ

Top Image : © Apple

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