島村楽器と越境型クリエイティブ集団Konel（コネル）は、廃棄楽器をデジタルデバイスとして生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクト『転生楽器』を始動したことを発表した。

『転生楽器』とは、廃楽器を新たな道具へと転生させるプロダクト開発で、今までにない視点で楽器の機能や形状を再解釈し、廃楽器に道具として新たな役割を与え、これからの人と楽器の関係性を探求するという。

廃棄されるはずだったトランペットをPC専用ショートカットキーボードに転生したもの

島村楽器では『楽器アップサイクルプロジェクト』として、これまで廃楽器を使用したインテリア製品を制作し、収益を寄贈し子どもたちの音楽教育環境の醸成に貢献する取り組みを推進してきた。こうした背景や思いに共感したKonelを中心に、プロデューサーやプロダクトデザイナー、アーティストのぺのてあ氏（ 中村優生氏）が集い開発に至ったとのこと。

ぺのてあ | 中村優生 氏

今回、廃棄されるはずだったトランペットをPC専用ショートカットキーボードに転生した。3つのピストンには好きなショートカットキーを割り当てられ、ピストンを押すだけでデータの保存やプリントアウト、スクリーンショットなどが実行できるという。音が鳴らなくなった楽器を捨てるのではなく仕事の相棒として生まれ変わらせ、音楽を奏でるように使うことができる。

島村楽器では、発表記念キャンペーンとして、使わなくなった廃楽器（トランペット）から無料で楽器アップサイクルデジタルデバイスを製作するキャンペーンを実施中。応募期間は10月27日(金)～11月24日(金)まで。

転生楽器 キャンペーン応募フォーム

楽器アップサイクルプロジェクト
https://www.shimamura.co.jp/p/csr/upcycleproject/index.html

修理不能となった楽器を回収し、提携団体にて加工、スタンドライトやウォールシェルフなどインテリア製品に再生するプロジェクト。楽器の新たなサステナビリティを切り拓く取り組みであるとともに、すべての利益は音楽教育活動支援に充てられ、楽器演奏の機会に恵まれない子どもたちへ届けられます。

「転生楽器」特設サイト

YouTube動画　『転生楽器』No1「トランペット→ショートカットキーボード

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