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2021.09.15
知財ニュース
VisaがNFT作品「CryptoPunks」を約1650万円で購入、コミュニティへの支持を表明
クレジットカード大手のVisaが、アーティスト・デュオのLarva Labsが発売したNFTアート「CryptoPunk」シリーズの作品を約15万ドル(約1650万円)で購入した。
NFTアートとは、NFT(ブロックチェーン上に記録される代替不可能な暗号資産)によって永続性/相互運用性/唯一性が保証されたデジタルアート作品のこと。コロナ禍により急速に世界中でムーブメントとなり、日本でも誰もが容易にNFTショップを構築できるサービス「Mint」がリリースされるなど、NFTアートへの注目が高まっている。
「CryptoPunks」とは、Larva Labsが2017年に公開した1万個の24×24ピクセルの8ビット画像のNFT。今回Visaが購入した作品は、「CryptoPunk」の中の1つ「CryptoPunk 7610」。モヒカン刈りで緑のアイシャドウと赤い口紅をつけた女性キャラクターが描かれている。
今回の取引では、デジタル資産銀行のAnchorage(アンカレッジ) へ購入業務を委託したとのこと。Visaの暗号通貨責任者のCuy Sheffield氏は、公式ブログにて「NFTは、小売、SNS、エンターテインメント、コマースの将来において重要な役割を果たすと考えている。クライアントとパートナーのNFTへの参入を支援するために、グローバルブランドがNFTを購入、保存、活用するためのインフラ要件を直接理解する必要がある」と語っている。
また、「成長するコミュニティと協力し、様々な場面でNFTを利用できるようにしていきたい」として、NFTアートへの支持も表明した。
Top Image :©CryptoPunk