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2023.11.17
知財ニュース
クルマのエンジン音で赤ちゃんが泣き止むぬいぐるみ発売─タカラトミーアーツとホンダの共同開発
タカラトミーアーツとHondaは、車のエンジン音が流れて赤ちゃんの笑顔を引き出すぬいぐるみ『赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER』を2023年10月28日に販売開始した。このおもちゃは「クルマのエンジン音で赤ちゃんが笑顔になる」という調査結果をもとに生まれ、『日本おもちゃ大賞 2023』のエデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞するなど注目が高まるなか発売となった。
「クルマのエンジン音で赤ちゃんは安心する」という噂をHondaが徹底検証し、エンジン音が母親の胎内にいたときに聴いていた音に近いことを発見した。その発見を「おもちゃ」として提供できるようにタカラトミーアーツがプロジェクトに参加。サウンドヒーリング協会指導の元、Honda車の中で最も母親の胎内音に近いとされた「Honda NSX (2代目)」のエンジン音を再現できるサウンドユニットを内蔵した、赤ちゃんにも安心なぬいぐるみを開発した。
ぬいぐるみはHondaの往年の名車「S600クーぺ」をモチーフにしたオリジナルデザインで、メカユニットを取りはずせば洗濯可能な仕様となっている。赤ちゃん自身が意図しない動きで製品に触れることを想定し凹凸やパーツで肌が傷つかない設計になっている。設計以外のこだわりとして「Hondaになじみがない人にも関心をもってもらいたい」という想いから、「パパ・ママや赤ちゃんがかわいらしくて手に取りやすい見た目」を重視したと語っている。
この製品をきっかけに赤ちゃんに安心、心地よさを感じてもらい、微笑む赤ちゃんを見守る家族にも笑顔になってほしいとしている。
Top Image : © 株式会社 タカラトミーアーツ