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2022.04.19
知財ニュース
スズキとSkyDrive、「空飛ぶクルマ」の開発・量産で協定締結―インド市場進出を検討開始
自動車メーカーのスズキと、電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するSkyDriveは3月22日、「空飛ぶクルマ」(eVTOL)の社会実装実現を目指し、事業・技術連携協定を締結したと発表した。「機体開発及び要素技術の研究開発」「製造・量産体制および計画」「スズキの四輪・二輪・マリンに「空飛ぶクルマ」を加えた新しいモビリティの具体化」そして「インドを中心とした本件対象の海外市場開拓」について2者間で事業・技術連携を行い、検討を開始する。
SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、日常の移動に空を活用することを目指し、現在2人乗りの機体を開発中。2025年の大阪・関西万博開催時の大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現、ならびに各地域での事業展開を目指している。また、自動車同様サイズの世界最小でコンパクトな電動の「空飛ぶクルマ」の製造を目指して開発を推進している。
スズキは、四輪車、二輪車、船外機と多くの製品を提供しており、コンパクトカーの製造・販売を得意としている。
今回、SkyDriveとスズキは相互の連携を図ることで、四輪・二輪・マリンに続く、新しいモビリティ「空飛ぶクルマ」への事業参入を検討。多様な選択肢を顧客に提供するため、連携協定を締結する運びとなったとのこと。
今後、事業・技術連携を行うことで、技術の研究開発、製造・量産体制の計画、インドを中心とした海外市場開拓を推進し、カーボンニュートラルへの取り組みも推進していくと発表している。
Top Image : © スズキ 株式会社