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2025.05.22

知財ニュース

79回目の創立記念日を迎えたソニー、「発表から◯0年」のアニバーサリーとなる商品特集を公開

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ソニー株式会社は、ソニーグループ(旧社名:東京通信工業)の創立記念日である5月7日に、今年2025年に「発表から■0年」のアニバーサリーとなる商品特集を公開した。

ソニーは5月7日で、79回目の創立記念日を迎えた。今年2025年に「発表から■0年」のアニバーサリーとなる商品特集として、ソニー広報部のRT氏が、各年代で数個ずつ「私の心にグッときた」ものをピックアップしている。

◎発表から70年:1955年(昭和30年)

日本初のトランジスタラジオ「TR-55」(1955/7/28発表)

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同社が開発したトランジスタ5石を使用し、ラジオのポータブル化の原点となった商品として知られている。

◎発表から60年:1965年(昭和40年)

世界初のオールシリコントランジスタステレオプリメインアンプ TA-1120(1965/10/18発表)

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真空管式のアンプが主流な時代に、真空管アンプでは不可能だった大出力と低歪率を同時に実現し、オーディオ界にセンセーションを巻き起こした。特にひずみ率 0.1%に関しては、米国の雑誌「Consumer Report」が測定不可能とレポートしたほど驚異的な仕様だった。ラジオ・テレビにつづき、アンプのトランジスタ化を果たした商品で、リリースでは「真空管にまさるとも劣らないシリコンの開発と信頼性のある保護回路研究が実を結び完成」と触れている。

◎発表から50年:1975年(昭和50年)

ベータ方式VTRの1号機、通称「ベータマックス」(1975/4/16発表)

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1965年に発売した家庭用VTR「CV-2000」はオープンリールタイプで、むき出しのテープを自分でデッキ上にセットするところから始める必要があった。ビデオテープをオーディオのようなカセットに出来ないかという要望が強くなり、開発チームが挑戦したのは「カラー化」「テープのカセット化」「オートローディング化」の3つの課題だ。ソニーのビデオに対する本来の目標は、業務用利用だけでなく、お茶の間で、テレビ番組の録画や自由な再生用として利用できる商品にあった。業務用でひろく採用されていたUマチック方式と比較し、デッキ単体は約3/5の大きさに、ビデオカセットは文庫本程度の大きさを実現。市場からの関心が非常に高かった商品だ。

◎発表から40年:1985年(昭和60年)

実寸の1/500「ジャンボトロン」型ラジオ ICR-JT85(1985/2/22発表)

04 icrjt85 01 サイズ感がわかりやすい広報写真 ©︎ ソニー株式会社

04 icrjt85 02 こちらは本物のジャンボトロン ©︎ ソニー株式会社

1985年3月17日に開幕したつくば科学万博に、ソニーはジャンボトロンを出展。この「科学の夢」を映し出すディスプレイにちなみ、ジャンボトロンをかたどったソーラーバッテリー内蔵のAM専用ラジオを万博オープン日に発売開始。

◎発表から30年:1995年(平成7年)

Jリーグ14チームのマスコットをデザインしたスポーツウォークマン (1995/5/10発表)

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1993年に開幕し爆発的な人気を博していたJリーグ14チームのチームカラーを施し、本体の蓋部分にはチームのマスコット、テープ窓にはサッカーボール型のデザインを採用したウォークマンだ。アウトドアでの使用にも耐える丈夫な外装に加え、水に強い特殊仕上げの防滴形「スポーツヌードターボヘッドホン」もセット。これもチームカラーにあわせている。ミサンガ風ネックストラップとベルトクリップも付属して、”見せる携帯スタイル”を提案した。

◎発表から20年:2005年(平成17年)

「Suica」を「おサイフケータイ」に搭載した「モバイル Suica」 導入(2005/2/22発表)

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NTTドコモの携帯電話端末及びネットワークとソニーのFeliCa技術を用いたおサイフケータイに、発行枚数1千万枚を超える(当時)Suica の機能を搭載。翌年2006年1月に、JR東日本がモバイルSuicaサービスを開始して以降、生活に密着した利便性の高い「生活インフラ」として発展し続けている。

◎発表から10年:2015年(平成27年)

4K外科手術用内視鏡システムの技術開発(2015/9/16発表)

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ソニー、オリンパス、両社の医療合弁会社ソニー・オリンパスメディカルソリューションズの3社が連携し、2013年より4K外科手術用内視鏡システムの開発を推進した。光源部分や内視鏡イメージセンサー、モニターなど、最先端の4K技術/伝送技術が組み込まれた4K外科手術用内視鏡システム。4K内視鏡システムの目にあたる4Kカメラヘッドには、ソニー製4Kの Exmor R® CMOSイメージセンサーや画像・信号処理技術、小型化技術などが組み込まれ、高精細な映像と高い機能性を実現。さらに、4K映像高速伝送技術が、内視鏡とモニター間でほとんど遅延のない4K映像伝送の実現に寄与した。また、オリンパス社の有する高度な光学技術が、主に高解像硬性腹腔・胸腔鏡や高輝度光源装置に生かされている。

◎今年発表:2025年(令和7年)

空間コンテンツ制作支援を行うソフト・ハードが統合されたソリューション「XYN」(2025/1/7発表)

XYN™(ジン)は、手軽に高品質な3DCG制作を実現する新しいソリューションだ。「XYN」のソリューション群は 、映画、アニメ、ゲームなどの幅広いクリエイターの直感的かつ効率的な空間コンテンツ制作ニーズに対応する。

大幅な小型軽量化を実現したVENICEエクステンションシステムMini(2025/3/26発表)

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デジタルシネマカメラの最上位ラインであるCineAltaのラインアップ。既存モデルに比べて約70%の小型化と、新開発の細くしなやかな脱着式ケーブルにより、手持ち撮影や小型ジンバルへの搭載、狭所設置の自由度を大幅に向上した。本機と『VENICE 2』を複数台使用することで、レンズの中心間距離を人の瞳孔間距離とほぼ等しくした高品質で自然な立体映像に加え、VFX背景などの空間コンテンツ制作が可能だ。

「ソニー 79回目の創立記念日」についてはこちら

Top Image : © ソニー 株式会社

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