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2021.09.14

知財ニュース

山形県庄内地方の“田んぼに浮かぶホテル”にデザイナーズサウナ「スイデンテラス」が登場

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SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(山形県鶴岡市)は、これまで以上の環境の充実と癒やしの体験を目的にサウナを新設し、天然温泉・フィットネスを含む施設であるスパ棟を今年4月にリニューアルオープンした。

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEは「晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル」をテーマとした宿泊施設。出羽三山から庄内平野、そして日本海へ、美しい水の循環に育まれた山形県庄内地方を象徴するランドスケープである水田から着想を得て生まれたホテルだ。約2,000冊の本が並ぶライブラリや地元食材を活かしたレストラン、バーやショップ、天然温泉も備え、地元の作家やカフェが出展するマルシェやワークショップなどのイベントを開催することで、庄内の魅力を体感できる場所となっている。

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今回のスパ棟リニューアルにより、四季折々で表情を変える自然の中で、1年中リラックスして過ごすことができる環境が整った同施設。今回の設計もホテルの建築と同様、建築家・坂 茂(ばん・しげる)氏が担っており、坂氏が初めて手がけるサウナは、県内ホテルでは初となる、セルフロウリュを備えた本格的なフィンランド式となっている。

ロウリュとは、 熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることにより、体感温度を上げて発汗作用を促進するサウナ入浴法。本サウナでは、ヒバの香りを感じられるアロマ水を使用しており、サウナ新設にあたりアドバイザーにサウナー専門ブランドを手がけるTTNEを迎え、ここでしか体験できないサウナを提供している。

サウナの特徴 -男性用サウナ-

建築に合わせた六角形のデザインが目に留まる男性用サウナ。天井の木屋根、天窓、椅子、水風呂まで、六角形で統一されたデザイナーズサウナとなっている。サウナ室内の椅子は一部可動式となっており、好みの温度や高さに合わせての調整が可能。サウナ室内からは、のどかな田んぼの風景も望め、露天風呂と一体となった外気浴スペースでは、水風呂後のととのいタイムを楽しむことができる。

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-女性用サウナ-

坂氏の建築のアイコンでもある、紙管を模したベンチが特徴的な女性用サウナ。こちらには、さくらんぼやラ・フランスなど、山形県産の果樹で製作したウォーリュ(ウォール(壁)でロウリュすること)を設置。パネルに水が自動で流れる事によって、水蒸気とともに木の香りがサウナ室内に広がり、眼前に広がる水盤と空を眺められる開放感は自然との一体感を味わえる設計となっている。

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湯あがりにはバー・ラウンジでは県産の地ビールや、地酒とワインの飲み比べ、フルーツジュースに、ジェラートも楽しむことができる。また、隣接するライブラリには、ブックディレクター幅允孝氏監修のもと、「一冊一献」「整える」など、7つのテーマに沿った1,000冊の本が用意されている。

スイデンテラスは、街づくり会社のヤマガタデザインが運営。ヤマガタデザインは、地方都市の課題を希望に変える街づくり会社として、庄内地方から日本の地方都市の課題を解決するモデルの創出に取り組んでいる。田んぼに浮かぶホテル「スイデンテラス」によって、人口減少が続く庄内の関係人口、交流人口を獲得し、全天候型児童遊戯施設「キッズドームソライ」を通じて地方都市の教育環境向上を目指す。

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Top Image : ©SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE

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