News
2023.07.26
知財ニュース
カシオ「G-SHOCK」初代モデルが立体商標に登録─腕時計形状の登録は国内初
カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」初代モデルの形状が、特許庁より立体商標として6月26日付で登録(※)された。文字やロゴのない腕時計の形状そのものが立体商標登録されるのは、国内初。
(※ 登録番号 第6711392号)
G-SHOCK初代モデル「DW-5000C」は1983年に誕生し、「落としても壊れない丈夫な時計を作りたい」という発想から、耐衝撃性能を備えて開発されたもの。以来、累計1億4千万個以上を出荷、世界140カ国以上で販売されているG-SHOCKだが、初代モデルのフォルムを引き継いだ5000シリーズは、「G-SHOCK」の原点であり、ブランドの中で最も長く販売されているモデルだ。
同社では、「G-SHOCKでもマスターピースである初代モデルの、目に見えない価値を可視化させたい」という思いから、立体商標の登録に向けたプロジェクトを開始。
発売から40年間にわたり機能や構造の進化を図りながらも同じ形状を維持し発売を続け、フォルムを見ただけで「G-SHOCK」と認知されるようになったことが認められ、今回の立体商標の登録に至った。
同社は、「今後もG-SHOCKをはじめ自社のブランドを守るための活動に積極的に取り組むことで、企業価値の向上を目指していきたい」としている。
Top Image : ©カシオ計算機 株式会社