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2022.05.30

知財ニュース

日本酒のパッケージをNFT化─生酒にNFTアートとシリアルナンバーを付与して持続的に価値を伝播

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株式会社Torchesは、小野酒造店を製造販売元とした共同事業で、日本酒の作品価値をNFTでも持続的に保護しブランディングする仕組みを取り入れた純米大吟醸『飛騰(ひとう) ASCENDING』『燈火(とうか) ILLUMINATING』を数量限定でリリースした。日本の原点ともいえるアナログなものづくりを追求すると同時に、最新のNFT技術を用いることで日本酒業界の課題解決にも取り組んでいくという。

日本酒の価値を高める上で解決したい課題

課題1:日本酒は、ワインのように熟成・貯蔵をするブランディングに必ずしも適すとは限らない。一方、消費までのリミットや温度管理が難しい点で、生酒などの価値は上げづらい面もある。

課題2:日本酒の単価はワインに比べて安く、酒造や農家等関連事業者の持続可能性に寄与しにくい。

課題3:日本酒とその他の日本の伝統的なものづくりを総合芸術的に追求した商品が存在していない。

生酒の『飛騰』を含むペア日本酒。特定の時期、主に日本でしか味わえないといういわゆる限定的な魅力がある一方で、生酒は常温保存に適さず美味しく消費できる期間が限られるため価値を上げづらかったという従来のデメリットを、NFTによって解消することを試みたのが本プロジェクトだ。

希望者は『飛騰』『燈火』の製造年シリアルナンバーと紐づけられた、パッケージの龍と鳳凰の浮世絵が対となるNFTアートを受け取ることができる。

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このNFTアートは、製造年シリアルナンバーと紐づいているため、その1本を入手あるいは味わったことの価値を維持・保護・継承できる仕組みとなっている。

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熟成とは別の形の日本酒の価値や、願い、ストーリーをブロックチェーン技術によって維持・保護・伝播させることで、生産者、購入者、社会それぞれに対して新たなメリットを生み出すことを目的としている。

【《純米大吟醸『飛騰 ASCENDING』(ひとう)『燈火 ILLUMINATING』(とうか)製品概要】
通常版セット(『飛騰』生酒・『燈火』火入れ ペア)価格:330,000円(税込・送料込)
特別版各1セットのみ(『飛騰』生酒・『燈火』火入れ ペア) 
ナンバー1 価格:1,230,000円(税込・送料込)
ナンバー7・8・77・88 価格:550,000円(税込・送料込)
※ナンバー8は売約済み
数量:合計100セット
販売方法:インターネット通販・日本酒のお届けは国内限定

ニュース原文はこちら

Top Image : © 株式会社 Torches

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