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2021.12.08

知財ニュース

VRでの部屋探しを実現するアプリ「空飛ぶホームズくん」をLIFULLが2022年春提供予定、平面の間取り図から3Dの部屋を生成

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株式会社LIFULLは、バーチャル空間内に再現したリアル都市を飛び回りながら気になった建物を内見できるAndroidアプリ「空飛ぶホームズくん」を、デジタルコンテンツ技術をテーマにしたイベント「デジタルコンテンツEXPO 2021」にて展示した。

本アプリは、平面の間取り図から3Dの部屋を生成する技術を用い(※特許取得済み)、バーチャル内見できるVRサービス。現在プロトタイプの段階で、2022年春ごろの提供を目指す。複数人で同じ空間を移動しながら内見も可能となっており、メタバース的要素も備える。

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プロトタイプは3Dの建物などにテクスチャが貼られていない状態だが、将来的に、部屋内部も、LIFULLに掲載している内見写真をテクスチャとして使い、現実に近い3D空間を目指す。

3Dシステムは「Unity」を採用しており、街並みは、Google Mapのデータをゲームなどに活用する「Google Maps Platform Gaming Service」で生成。ただし、Google Maps Platform Gaming Serviceがサービス終了することから、別のマップシステムを使ってサービス開発を続けるとしている。

国土交通省が中心で進めているリアル都市をバーチャルで再現する「PLATEAU」を活用したり、地方自治体や企業などと連携しながら、より現実に近い3D空間を構築していく。

本アプリが普及することにより、これまで時間や距離、身体の障害などの制約によって内見が難しく、満足のいく住まい探しができなかった人々をはじめ、あらゆる人々にいつでもどこでもオンラインで住まい探しができる新たな選択肢を提供することが期待されている。

公式サイトはこちら

平面の間取り図から3Dの部屋を生成する技術 特許番号:6116746

Top Image : © 株式会社 LIFULL

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