米X（旧Twitter）は、現地時間2023年8月31日、プライバシーポリシーを新たに改訂し、ユーザーの公開データをAIトレーニングの学習データとして使う可能性が明らかになった。

本件は、米IT系ブログStackdiaryの指摘によるもの。日本語版の新しいプライバシーポリシーでは、新たに「当社が収集した情報や一般公開された情報を、機械学習または人工知能モデルのトレーニングに使用することがあります」との記載のほか、ユーザーの生体情報や学歴、職歴を収集する旨も追加されている。

新しいプライバシーポリシーは9月29日に発効するとされている。

Xのオーナー兼CTO（最高技術責任者）のイーロン・マスク氏によれば、トレーニングに使用するのは「公開データだけで、DMなどのプライベートな情報は対象外」とのこと。マスク氏は2022年に「すべてを備えたアプリ」の作成を示唆しており、“スーパーインテリジェントAI”構築を目指す新企業ｘAIで、同社のAIモデルのトレーニングにXの公開データを利用すると明言していた。

なお、Xが公開データをどのAIモデルの学習データとして使用するかについて同社は明示していない。

X（旧Twitter）プライバシーポリシー

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