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2022.01.13

知財ニュース

アディダス×オールバーズ、地球にやさしい“低炭素な”コラボフットウェアを発表―2022年春から販売開始

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「adidas(アディダス)」と米サンフランシスコ発のフットウエアブランド「Allbirds(オールバーズ)」は、2021年12月、低炭素なランニングシューズ「FUTURECRAFT.FOOTPRINT(フューチャークラフトフットプリント)」を発表した。

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世界的なスポーツカンパニーとして知られる「adidas」と、環境への配慮をコンセプトに天然素材によるアパレルやシューズを提供してきた「Allbirds」。ライバル関係にあるスポーツブランド2社が手を組み両社の技術や知見を共有することで、カーボンフットプリント(プロダクトが製造されるプロセスにおいて排出される温室効果ガスをCO2排出量に換算した数値)を低減したデザインプロセスに成功したという。

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コラボレーション第一弾となる本製品では、両社にとって最も低いカーボンフットプリントである一足あたり「2.94㎏ CO2e」を実現。この値は、本製品のベースモデルである「Adizero RC 3」の測定値(7.86kg CO2e) と比較すると63%の削減になる。

ソール部分は、adidas独自のミッドソール素材「Lightstrike(ライトストライク)」をベースに、Allbirdsの代名詞であるサトウキビをベースとした素材「SweetFoam®」で再構築。アッパー部分は、リサイクルポリエステルと、木材パルプから作られた天然素材テンセルで作られている。また、廃棄物を削減するために、全ての個別パーツで素材全体を使い切っており、製造時にできるだけゴミが出ないように工夫されている。

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2025年までに全製品のカーボンフットプリントの平均を15%削減する目標を掲げるadidasと、2030年までに95%削減する目標を掲げるAllbirdsにとって、本製品は、目標達成のための第一歩となる。両者は今後カラーラインナップを増やし、今年春夏まで継続的に展開する予定だという。

adidasは以前にも、きのこ由来のヴィーガンレザー「Mylo(マイロ)」とコラボレーションしたサステナブルなフットウェアを展開しているが、今後も同社等のカーボンフットプリント削減への取り組みに注目したい。

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Top Image : © Allbirds 合同会社

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