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2022.12.22
知財ニュース
ソニー、小型モーションキャプチャー「mocopi」発売─スマホでアバター動画制作やVRサービスが可能、価格は49,500円
ソニーは12月22日10時より、6つの小型センサーを着けるだけで、センサーとスマホアプリのみで気軽にモーションキャプチャーができる小型デバイス「mocopi(モコピ)」の販売受付を開始する。発売日は2023年1月20日で、価格は税込49,500円。
「mocopi」は、6つの軽量な小型センサーを専用のバンドで装着するだけで、手軽に全身の動きをトラッキングできるモバイルモーションキャプチャー。アバター動画やモーションデータ制作を屋内外で手軽に実現できるだけでなく、モーション入力デバイスとしても使用でき、VRChatなどの対応サービスでリアルタイムでのアバターの操作を実現する。アバター動画の制作やデータ書き出しなどはスマートフォンのみで実現できる。
従来、モーションキャプチャーを用いた映像制作には、専用の設備やオペレーターが必要だった。一方、「mocopi」はソニー独自のアルゴリズムを活用することで、少ないセンサー個数で高い精度のモーション計測を実現。映画・アニメーション制作に携わるクリエイターやVTuberを時間や場所の制約から解放する。
また同社では、取得したモーションデータをメタバース向けサービスや3D開発ソフトウェアに連携できるソフトウェア開発キット(SDK)を12月15日から提供。本キットは、仮想空間での映像表現の自由度を高めるほか、フルボディ(全身)トラッキングなどのモーションデータの活動用途を拡大することで、メタバースやフィットネスを含む領域での新たなサービスの開発を可能にする。
本商品はソニーのインターネット直販サイト「ソニーストア」で購入・予約可能。同社では今後、「mocopi」と連携するサービスを開発するパートナー企業の拡大にも努めていくとしている。
Top Image : © ソニーグループ 株式会社