No.949
2024.11.27
スポーツ競技や日常の活動データを収集・記録・分析するシステム
TUNEGRID

概要
「TUNEGRID(チューングリッド)」とは、測定ツールと連携し、スポーツ競技や日々の活動のデータを収集・記録・分析するデータシステム。シューズやビデオカメラ、スマートウォッチといった測定ツールから得られるデータを集約して分析し、競技力の向上や運動習慣の改善などを可能にする。シューズに取り付ける小型センサーを開発し、動きや位置などの基本データをシューズから直接収集できる仕組みを構築しているため、大がかりな装置が無くても手軽に分析を行える。競技分析や日常の健康管理に加え、作業員の稼働把握、幼児や高齢者の見守り、家畜の行動分析など幅広い分野での活用が期待されている。
なにがすごいのか?
手軽に始められる汎用性の高い分析システム
多様な測定ツールと連携できてデータ集約可能
シューズに内蔵できる測定用の小型センサーを開発
実現事例 実現プロジェクト

送迎バス見守り実証実験
「送迎バス見守り実証実験」は、「TUNEGRID」のコア技術の1つである小型センサー「TUNEGRID-Cube(チューングリッド・キューブ)」を用いて、幼稚園の送迎バスの乗降検知を検証した実証実験。送迎バス車内への子供の置き去り防止を想定したもの。アシックスが2023年1月に実験開始を発表し、神戸常盤大学附属ときわ幼稚園とバスを運行管理する近畿タクシーと連携して実施した。
実証実験では、園児14名が「TUNEGRID-Cube」を取り付けたシューズを着用、送迎バス内に受信機を設置し、バスの乗り降り検知を行った。検知データはアプリで確認でき、幼児が乗車するとアプリ画面に「TUNEGRID-Cube」のIDが表示され、降車するとIDが消える仕組み。バスの走行位置も確認できる。併せて、幼稚園の正門にも受信機を設置し、バスから降りて登園したことがわかるようなスキームを構築した。
なぜできるのか?
多様な測定ツールとの連携とデータ集約
センサーを装着したシューズ、ビデオカメラ、スマートウォッチ、万歩計、GPSトラッカーなど、多様な測定ツールとの連携が可能で、各ツールで収集したデータをシステムで集約・一元管理できる。それにより、競技や運動特性、記録目的などの用途に応じたデータ分析を可能にしている。複数の測定ツールを組み合わせることで、実業団レベルでの競技分析にも対応する。
シューズに内蔵できる小型センサー
測定ツールとして活用可能な、シューズに取り付けできる小型センサー「TUNEGRID-Cube」を開発。時間に応じた歩数の記録が可能で、BLE(Bluetooth Low Energy)通信で着用者の位置情報などを受信機に直接送ることができる。重さ約7gの2本の指でつまめるコンパクトなつくりで、シューズだけでなく、動物の脚などにも取り付けが可能。
手軽にデータ分析を行える専用アプリの提供
データ分析アプリとして「TUNEGRID STATS」を提供しているため、専門のアナリストがいなくても、簡単にデータ分析を行える。CSV出力も可能で、独自手法での分析・管理にも対応。また、複数端末へのアプリインストールも可能で、最大4人でデータを記録できるため、記録作業の負荷軽減やデータの共有化も図れる。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
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Top Image : © 株式会社 アシックス
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