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2024.04.01
知財ニュース
京急電鉄、チャットやAI画像検索で落とし物探しがLINEで可能に
京浜急行電鉄は、AIを用いた高速検索システムを用いて、列車内や駅での忘れ物をLINEで探せるサービスを2024年4月16日から開始する。
株式会社findが提供する「落とし物クラウドfind」を用いることで、京急電鉄の駅や列車内での忘れ物はLINEからの問い合わせが可能となる。京急電鉄全線に導入予定。
「落とし物クラウドfind」は、AIを用いた高速検索システム。LINEを入口とする忘れ物検索を行い、素早く正確に自身の落とし物に関する情報を取得できる。
サービスはテキストによる問い合わせのほか、AI画像検索を用いて、落としたものと同じ品物の画像添付による検索も可能。利用者はLINEで公式アカウントを追加し、忘れ物情報を入力すると、AI及びオペレーターが問い合わせに対応する。見つかった落とし物は、指定の保管場所へ移送する。
同サービスは、落とし主の「連絡するだけでも大変」「探したくても見つからない」という悩み・不安を、テクノロジーの力によって解決するサービスで、落とし物対応・管理を同サービスに任せることで、落とし物対応・管理の業務効率化と利用者の満足度向上に貢献するというもの。
京急電鉄では、駅や列車内において毎年20万件近くの忘れ物を取り扱っており、現行システムでは、電話での問い合わせに対し検索に時間を要するケースが多数あったという。そこで、AIを用いた高速検索システムを導入することで、ストレスフリーな問い合わせを実現したい考え。
Top Image : © 京浜急行電鉄 株式会社